必要な人に届いてほしい 選挙の「不在者投票」をわかりやすく説明した漫画に反響
引っ越したばかりのときなどに活用したい制度。
7月21日の参議院選挙が近づく中、選挙で投票できなかった失敗談をもとに、「不在者投票」について説明した漫画が「勉強になった」「助かった」と注目を集めています。
作者のuchino(@uchino64937494)さんが2016年の参議院選挙で家の近くの投票所に行ったとき、引っ越したばかりで、まだ引越し先の地区の選挙人名簿に載っていないので投票できないと言われてしまいました。引っ越した場合、転入届をしてから3カ月以上住み続けると、転入先の選挙人名簿に登録されて投票ができるようになります(参考:東京都選挙管理委員会事務局Webサイト)。
uchinoさんは前の住所が電車で1時間とそれほど離れていなかったので、前に住んでいた地区の投票所に行って投票できました。しかし、気づいたのが遅かったら間に合わなかったかもしれません。
仕事柄引っ越しが多いuchinoさんが、同じ失敗をしないようにと調べて知ったのが「不在者投票」。投票日当日に自分の選挙人名簿のある地区にいられない場合に、あらかじめ選挙管理委員会から投票用紙を郵送してもらうと、今いる地区の投票所で投票できるという制度です。
不在者投票をするには、選挙人名簿に登録されている市区町村の選挙管理委員会に直接または郵便等で投票用紙など必要な書類を請求します。自治体によってはオンラインでの請求も可能です。投票用紙が送られてきたら、投票日の前日までに投票を行う地区の選挙管理委員会に持参します(参考:総務省Webサイト)。手続きは自治体のWebサイトでも説明されています。手続きには日数がかかるため、余裕を持って投票しましょう。
引っ越したばかり、長期の出張などで投票当日に離れた場所にいる、といった人にとっては重要な仕組みですね。Twitterでは「わかりやすい」「まさにこの状況で助かりました」「ありがたいです」などの反応が寄せられています。
uchino(@uchino64937494)さん
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