運賃のPayPay支払いも初体験 長良川鉄道に乗って、温泉と風景に癒やされてきた(4/5 ページ)
途切れた線路、転車台。水田、清流、鉄橋に温泉。エモーショナルな旅、してみました!
できたばかりの「運賃のPayPay支払い」もやってみた
温泉につかり、のぼせ頭で美濃太田に戻ります。ここでPayPay支払いをやってみました。なお、私は普段からちょこちょこPayPayを使っていますが、鉄道の車内で使うのは初めてです。
まずは乗車時に、整理券を取ります。
車両前方の運賃表を見て、運賃を確認。ここまでは現金で乗車するときと同じです。
PayPayにはスマホに表示したバーコードを店舗側が読み取る「バーコード支払い」と、店舗側のバーコードを自分で読み込む「スキャン支払い」がありますが、長良川鉄道はスキャン支払いに対応しています。バーコードがあるのは、運転席後方と出入り口の運賃表のところ。車両ごとに違うそうです。
バーコードを読み取ったら、自分で運賃を入力。
降車時に整理券と画面を運転士に見せて確認してもらい、支払います。これで完了。バーコードを読み取り、運賃を自身で入力する手間がかかるので、降車前に余裕をもって準備しておくとよいでしょう。
長良川鉄道によると、PayPayの導入後、2019年7月29日取材時までに約120件の利用があったそうです。1日あたり平均3~4回使われている計算。導入前の想定より多く使われているとのことです。
長良川鉄道は、昨今多くの鉄道会社が導入している鉄道系ICカード払いには対応していません。運賃支払いは基本的に現金のみでした。
もっとも、観光や乗り鉄でしっかり乗りたい人ならば「1日フリーきっぷ」を利用する方がお得で楽でしょう。しかし今回訪れたみなみ子宝温泉駅や、日本刀ブームで注目されている関鍛冶伝承館の最寄りである刃物会館前駅のように、観光名所や施設が近くにある無人駅もあります。無人駅からふらりと乗る機会がある路線なだけに、小銭がなかったときの用心としてキャッシュレスで乗れる手段「も」できたことは心強いと感じました。
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