レビュー

深田恭子「ルパンの娘」早くも5話でバレた華の正体 「バレたら一巻の終わり」から「敵同士が結ばれる可能性」に物語は変奏するのか(1/2 ページ)

嘘をつきたくない華と正体を知りたくない和馬の分岐点になった回。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 8月8日放送「ルパンの娘」(フジテレビ系)で、とうとう三雲華(深田恭子)の正体が桜庭和馬(瀬戸康史)にバレてしまった。和馬が正体に気付いたと見せかけ、翌週オープニングで実はバレていなかったと明かす流れを繰り返してきたこのドラマ。そんな中、第5話は新たなフェーズへ移る分岐点だった。

泥棒と刑事の「ロミオとジュリエット」の物語にハッピーエンドはありうるのか イラスト/まつもとりえこ

泣きながら華の仮面を取る和馬

 金塊を盗み出した時、和馬と顔を合わせてしまった華。和馬は昨日の18時頃にどこにいたのか華に尋ねた。それは、華が和馬と顔を合わせた時間。華は明日、結婚記念日を迎える両親への動画を撮影していたと和馬に見せる。撮影時間を見た和馬は華を抱きしめた。和馬の胸の中で、華はまた嘘を重ねたことを嘆く。

 華が帰ると、尊(渡部篤郎)、悦子(小沢真珠)、マツ(どんぐり)が次のターゲットを決めていた。世界各国の男にすり寄り、金品を奪う女泥棒・双葉美羽(田中みな実)から200億円はするという伝説のダイヤモンドを奪う計画だ。しかし、華はもう泥棒はしないと断る。

advertisement

 すると、和馬からメッセージの着信が。和馬の両親の結婚記念日も明日なので、合同結婚記念パーティーを桜庭家でやろうとの誘いだ。華は尊と悦子と共に桜庭家へ出向くことにした。

 パーティーが終わった後、華が携帯電話を忘れたことに気付いた和馬は三雲家へ届けに行く。しかし、家に人の気配がない。その時、華の電話に悦子から着信が。悦子はタワーマンションからかけていた。和馬が電話に出ると、そのタイミングでちょうど華が帰宅。悦子は華に電話を代わり、華は「今は家にいる」と和馬に言ってしまった。和馬は橋本エミリ(岸井ゆきの)に頼み、華の携帯を調べてもらう。結果、結婚記念を祝う華作成の動画の撮影日が偽装されていることが判明した。

 一方、美羽に接近した尊は、ホテルに連れ込まれ気を失わされていた。しかし、手口に引っかかったふりをして美羽のアジトに侵入するのが尊の狙いだ。美羽の部下を簡単にやっつけ、伝説のダイヤモンドを奪うことに尊は成功した。

 和馬は単独で美羽に接近するも捕まり、美羽に拘束されていた。華は和馬の救出に向かい、気を失っている様子の和馬の縄を解く。華が立ち去ろうとすると、待ち構えていた和馬は立ち上がり、涙を流しながら華の仮面を取った。素顔をあらわにした華は「ごめんなさい」と言って、その場から走り去った。

5話の見どころ。和馬は、ついに華の正体を暴いてしまった(涙) イラスト/まつもとりえこ

華の両親は和馬が警察官だと知っている?

 エンディングへ向かう過程で、すでにいくつかの前兆が見受けられた。

advertisement

 いつもおちゃらけている尊が、娘思いの父の顔を初めて見せた今回。桜庭家にお邪魔し、帰り道で1人落ち込む華を見つけた尊は華の言葉に耳を傾けた。

 「何でうちは泥棒なの? 何で一生続けなきゃならないの? もう二度と嘘つきたくないのに。一緒にいるとどんどん嘘が増えていく……」

 今回、尊が狙う宝は「Romeo&Juliet」。愛し合う王子と王女が敵対する両家の障害を乗り越え、結ばれた証として王子が王女に贈った伝説のダイヤモンドである。これを入手した尊は、悦子にではなく華にプレゼントする。

 「これは障害を乗り越えた2人が持つべき愛の証しだ。俺と悦子には必要ないだろ」

 もしかして、尊と悦子は和馬が警察官だとすでに知っていたのではないだろうか?

advertisement
「Lの一族」でありながら、じつのところ尊と悦子は和馬が警察官だとすでに知っていた可能性も イラスト/まつもとりえこ
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  8. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  9. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響