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カプコンとコーエーテクモの特許を巡る係争に判決 コーエーテクモ側が約1億4400万円支払いで決着

「過去作のディスクを併用すると新作で特典を得られる仕様」などの特許がコーエーテクモに侵害されたとして、カプコンが2014年に提起していた訴訟。

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 カプコンが、2014年にコーエーテクモゲームスを相手に提起した特許権侵害訴訟について、勝訴判決を得たと発表しました

 取り沙汰されたのは、カプコンの持つ「特許第3350773号(A特許)」と「特許第3295771号(B特許)」。前者は「シリーズものの新作を遊ぶ際、過去作品のディスクをゲーム機に入れると特典が得られる」、後者は「背後に敵がいるなど『画像情報から認識できない情報』をコントローラーの振動でプレイヤーに伝える」といった仕様に関する特許権でした。

 カプコンの主張は、コーエーテクモゲームスが「真・三國無双」シリーズや「戦国無双」シリーズでA特許を、「零」シリーズでB特許を侵害しているというもの。知的財産高等裁判所はカプコン側の主張を一部認め、1億4384万3710円(損害額1億3077万3710円、弁護士費用など1307万円)の支払いをコーエーテクモに命じる判決を言い渡しました。

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【9月12日11時20分訂正】当初発表されていた金額に誤りがあったため訂正いたしました(カプコンの訂正リリース

 一方、コーエーテクモゲームス側は判決について、「一部勝訴」として発表。「当方の主張が認められなかった点についてははなはだ遺憾」としつつも、A特許に関しては一部コーエーテクモゲームス側の主張が認められ「非侵害」と判断されたことから、「特許法の主旨に沿った良識ある判断であり、かつ当社の主張が正当なものであったことが裁判所によっても認められたものと考えております」とコメントしています。

 なお、両特許とも既に存続期間は満了。今後のコーエーテクモゲームス製品の開発および販売に影響はないとのことです。

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