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『ダンベル何キロ持てる?』のヤバ子先生が「Fit Boxing」に挑戦 オタクを筋トレに駆り立てた2大コンテンツの魅力に迫る

格闘技経験者でもあるヤバ子先生に「マジでキツイ」と話題のFit Boxingを体験してもらいました。

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「お願いマッスル めっちゃ痩せたい」「お願いマッスル めっちゃモテたい」

 深夜アニメとは思えないギラついた欲望、信仰の如き筋肉への信頼、そして何よりそれを歌っているキャラクターがかわいい女子高生であること――。マッシブすぎるオープニングを引っさげ夏アニメ界に現れた「ダンベル何キロ持てる?(以下、ダンベル)」は、瞬く間にネットの話題をかっさらいました。

 皆さんの中にも「ダンベル」きっかけで筋トレの魅力に目覚めた方は多いのではないでしょうか?

 「ダンベル」がアニメ化をきっかけに爆発的な注目を集めた一方で、昨年の冬以降じわじわと口コミを広げてきたフィットネスコンテンツがあります。その名は「Fit Boxing」。Nintendo SwitchのJoy-Conで遊ぶボクシングエクササイズゲームです。

 「インストラクターの声優がやたら豪華」「想像以上に全身がキツイ」と言った感想がTwitterを中心に話題となり、発売から10カ月たった今なおユーザーが増加中。全世界の累計出荷販売本数も40万本を突破しています。

※全世界累計出荷販売本数とは、各販売地域のパッケージ版累計出荷本数並びにダウンロード版の累計配信本数を合算した本数となります。

インストラクター役の声優は、早見沙織さん、中村悠一さん、上坂すみれさん、小清水亜美さん、田中敦子さん、大塚明夫さんの6人

 「ダンベル」と「Fit Boxing」。プラットフォームは違えども、インドア派のアニメ好き&ゲーマーを筋トレに駆り立てた、という点で二つのコンテンツは同じ偉業を果たしています。

 いわばプロテインの海を渡りオタク界にやってきた筋肉の宣教師たち。そんなタイトルが顔を合わせたらどうなってしまうのか!? 今回はコラボ企画として、「ダンベル」原作者であり格闘技経験者でもあるサンドロビッチ・ヤバ子先生に「Fit Boxing」を遊んでもらいながら、二作品の魅力に迫ります。

ということで……ヤバ子先生、参戦ッ!

「ダンベル何キロ持てる?」サンドロビッチ・ヤバ子先生、入場ッ!

サンドロビッチ・ヤバ子先生(以下、ヤバ子):「Fit Boxing」を遊んだ担当編集に「想像以上にキツイですよ」と脅されて来ました。よろしくお願いします。

――ヤバ子先生ご自身も格闘技やフィットネスの経験が豊富と伺っています。どのような運動遍歴を辿ってきたのでしょうか?

ヤバ子:中学校では剣道部、高校ではラグビー部に所属していました。本格的に「格闘技」を意識するようになったのは、大学で始めた空手ですね。そこで初めて黒帯というものを取得しまして、卒業してからもキックボクシングや柔術など、いくつか格闘技のジムに通いました。

――格闘技にのめり込むようになった理由は? やはり強さへの憧れがあったのでしょうか?

ヤバ子:もちろん強さへの憧れもありましたけど、もっと単純に「できなかったことができるようになる瞬間」がうれしかったんです。本業の方ほどストイックに鍛錬しているわけではありませんが、それでもこのままずっと格闘技を続けていきたいな、関係を絶ちたくないな、という気持ちをモチベーションに自分のペースで続けています。

――ちなみにボクシング経験はいかがですか?

ヤバ子:キックボクシングをやっていたころ、通っていたジムにボクシングコースがあって、少しだけ体験させてもらいました。自身の経験としてはそれくらいですね。

――「ダンベル」にもキャラクターの一人としてボクシング経験者の女の子(彩也香)が登場しますが、なぜボクシングを選んだのでしょうか。

ヤバ子:単純に読者がイメージしやすいと思ったからです。あまり詳しくない方でも「ボクサーのトレーニングのストイックさ」はなんとなく知っていますよね。彼女は格闘技の補強としてフィットネスジムを利用しているという設定で、実際にそういうプロの方は多いんですよ。

――もし読者のイメージしやすさという制約がなかったら、どんな格闘技を選んでいたと思いますか?

ヤバ子:ブラジリアン柔術とか……好きですね。

――それでは機材の準備が整ったようなので、ヤバ子先生には「Fit Boxing」を体験していただきます。

「Fit Boxing」開幕ゥッッ!!!!

――今回は「ストレートコンビ」→「中級コンビネーション」の2コースをプレイしていただきます。「ストレートコンビ」はジャブとストレートだけの初心者向けエクササイズ、「中級コンビネーション」はフックとアッパーなどが加わった応用編です。時間は合わせて15分程度のトレーニングです。

インストラクター(CV:早見沙織さん):気合いを入れて頑張っていきましょうね。

ヤバ子:頑張ります。ゲームは苦手なので緊張しますね。

 エクササイズがスタートすると、音楽に合わせて画面左右にターゲットが流れてきます。タイミングよくパンチを繰り出すとスコアを獲得。全身を使って遊ぶリズムゲームのようなイメージです。

 「ゲームは苦手」とおっしゃっていたヤバ子先生でしたが、すぐタイミングを掴み、本格的なフォームでJoy-Conを構えます。その場に立ち会ったイマジニア(「Fit Boxing」発売元)の方も、「構えを見ただけで上手いとわかる。すごいです」と太鼓判を押していました。

インストラクター(CV:早見沙織さん):だんだん熱くなってきました。頭の中でパンチを整理しましょう。

ヤバ子:本当に汗かいてきました。インストラクターのセリフがいいですね。ちゃんとフォームから教えてくれますし、やる気が出ます。

インストラクター(CV:早見沙織さん):いい調子です。今度はダッキング行きます!

ヤバ子:ダッキングまで! マジで本格的ですね。

※ダッキング:上体をかがめるように倒して相手のパンチを避ける回避技術

インストラクター(CV:早見沙織さん):それでは、あと8回連続でいきます!

ヤバ子:8回!? うそでしょ?

無慈悲な宣告

インストラクター(CV:早見沙織さん):残りあと半分ですよ!

ヤバ子:まだ半分もあるんですか!?

 じんわりと汗を浮かべながら最後のパンチを打つヤバ子先生。これにて15分のエクササイズが終了です。打ったパンチは合計300発ほど。消費カロリーは86kcalでした。

インストラクター(CV:早見沙織さん):お疲れ様でした。フックが苦手みたいですね。

ヤバ子:いやー、しごかれました。15分で86kcalってちょっとしたランニングくらい消費してますね。確かにキツイ!

フィットボクサーにオススメしたい「ダンベル」はプランク回

――実際に遊んでみていかがでしたか?

ヤバ子:「本格的だよ」とは聞かされていましたが、想像以上にマジでした。モニターがあるから、相手が目の前にいる想定でパンチを打てて、まさにシャドーボクシングをやっている感覚になりますね。

ヤバ子:これまでゲームにほとんど触れて来なかったこともあって、「ゲームってここまで進化してるのか!」と、トレーニングの内容以前にNintendo Switchの技術力にまず驚いちゃいました。「フックの前にためを作る」とか、細かいフォームまで丁寧に判定してくれていて。これを続けたら、決め技に使えるロングフックが身に付きますよ。

――「ダンベル」はトレーナーの街雄さんが大人気ですが、「Fit Boxing」のトレーナーの雰囲気はいかがでしたか?

ヤバ子:いい方ですね。ポジティブに褒めてくれて。やっぱり褒められると気分がいいし、苦しい時でも「もうちょっといけるんじゃないか」と思えるんですよ。だから終わってみて「300発も打ったの!?」とびっくりました。一息つくタイミングとか、合いの手の入れ方が絶妙で、やってる最中はあまり疲れを感じなかったです。

――街雄さんもたくさん褒めてくれますよね。

ヤバ子:あまり否定しないというか、肯定から入るトレーナーさんが好きなんです。頭ごなしに「そうじゃなくて、こうです」と否定されてしまうと、抵抗を感じる方も多いと思います。実際のジムでも、うまく長所を褒めつつ伸ばしていける方はやっぱり人気がありますね。

――ヤバ子先生は現在どのような形でジムに通っているんですか?

ヤバ子:トレーナーの方にマンツーマンのパーソナルトレーニングをお願いしています。締め切り後に行くことが多いです。

――「ダンベル」がアニメ化されて、ジムの雰囲気に変化はありましたか? アニメ好きっぽい方が増えたとか。

ヤバ子:それが、あまり実感しないんですよ。でも、トレーナーの方には驚かれました。漫画家だとは伝えていたんですが、作品名までは教えていなかったんですよ。なのに「もしかしてダンベルの作者さんだったんですか?」「ジムのスタッフは全員アニメ見てますよ!」と向こうから声をかけていただけて。浸透しているんだな~と、うれしかったですね。

――そもそも「ダンベル」はどのような読者層をターゲットにスタートした連載だったのでしょうか?

「ダンベル何キロ持てる?」1巻より

ヤバ子:ターゲットというか、「隙間をついてやろう」くらいの気持ちだったんです。筋トレ漫画って当時はそこまで多くなかったので。原案では『奏流院さんの華麗なる筋トレ』というタイトルで、ひびきではなく朱美が主人公でした。筋肉フェチの女の子が筋トレをするという内容で。

――なんというか……「ダンベル」もなかなか尖った作品だと思いますが、それ以上にゴリゴリですね。

ヤバ子:今思えばそうですね。担当編集から「主人公を読者が共感できるキャラに変えて欲しい」と言われまして、ひびきが生まれました。やっぱりジム通いをスタートする人って、いきなりマッチョになりたいわけじゃなくて、「痩せたい」という目的がほとんどなので。

――その結果として「めっちゃ痩せたい」「めっちゃモテたい」が広く浸透したわけで、素晴らしい判断だったかと思います。一番メジャーな目的がダイエットだとしたら、二番目に多いのはどのようなモチベーションの方なのでしょうか?

ヤバ子:「マッチョになりたい」ですね。その次くらいに、先ほどの話にも出た「格闘技のトレー二ングの補強」がくると思います。

――つまり初期メンバーのひびき、朱美、彩也香がそのまま当てはまるわけですね。こうしたキャラクター像はご自身の経験や周囲の方を参考に生み出されているのでしょうか?

ヤバ子:そうですね。参考にさせていただいています。ジムに通う目的って今挙げた以外にも本当に多種多様なので、色々なパターンを拾いながら、できるだけ多くの方が共感できるようにエピソードの幅を広げていければと思っています。

――他に何か戦略的に行なったことはありますか?

ヤバ子:序盤はとにかく「家トレ」のシーンを増やしました。漫画を読んで筋トレに興味を持ったからといって、いきなり「ジムに入会しよう」とはなかなか決断できないと思います。自宅でできるトレーニングを紹介することで間口を広げていこうと。

――なるほど。確かにペットボトルを使ったダンベルカールの方法など、すごく参考になりました。間口の広い家トレという意味では「Fit Boxing」も同じかもしれませんね。

ヤバ子:そうだと思います。特に、苦手な部分を判定してフィードバックしてくれるのがうれしいですね。例えば僕は「フックが苦手みたいですね」と教えてもらえましたけど、こういう判断って家で一人では普通できないので。

「ダンベル何キロ持てる?」1巻より

ヤバ子:それに、これからトレーニングを始める方だけじゃなくて、すでにジムに通っている方にも役立つと思いますよ。ランニングマシンやエアロバイクってすごく混雑するんです。夜の時間帯にジムに行ったりすると、会社勤めの方がワッとジムにいらっしゃって、順番待ちになることも多い。そんなときでも「Fit Boxing」があれば、家に帰ってから有酸素運動ができちゃいますし。

――「ダンベル」にもそうした状況を描いたエピソードがありました。

ヤバ子:いつでも自宅で有酸素運動ができるのは、かなり大きなメリットだと思います。僕も締め切り前はどうしても忙しくてジムに行けなかったりするので。女性の場合は、家を出なくていいから化粧の必要がないのもうれしいかもしれませんね。

――逆に「Fit Boxing」ユーザーにオススメしたい「ダンベル」のエピソードはありますか?

ヤバ子:そうですね……。アニメ2話、原作5話で紹介している「プランク」は実際のボクサーも取り入れている腹筋トレーニングです。体幹を鍛えることで、パンチを打った後に体がブレにくくなります。「Fit Boxing」を上手になりたい方は基礎トレとして取り入れてみてもいいかもしれませんね。腹筋がボッコボコになるようなものではないので、ダイエット目的の女性も安心してください。

「ダンベル何キロ持てる?」1巻より

――「ダンベル」や「Fit Boxing」をきっかけに筋トレを始めた初心者に向けて、トレーニングを長続きさせる秘訣があれば教えてください。

ヤバ子:何よりもまずトレーニングを楽しみましょう。そのためには、短期目標を設定することですね。例えばベンチプレスなら、いきなり「100kgを目指すぞ!」と考えるんじゃなくて、50kg、60kg、70kg……と小刻みに目標を立てる。そうすれば何度も達成感を味わえてモチベーションにつながります。

具体的なデータの蓄積を一目で確認できるのも「Fit Boxing」のメリット

ヤバ子:「Fit Boxing」なら、「スコアを昨日より○%増やそう」とか、「とにかくフックを正確に打てるようになろう」とか。それこそ最初はジャブとストレートをこなすだけでも筋肉痛になるんじゃないでしょうか。

ヤバ子:やっぱり「できなかったことができるようになる瞬間」がトレーニングの醍醐味だと思います。成功体験をたくさん楽しんでほしいです。

ヤバ子先生サイン入り色紙プレゼントッ!

 今回のコラボ記事を記念して、抽選で3名様にヤバ子先生サイン入り色紙をプレゼントします。応募方法はイマジニア公式Twitter(@Imagineer_info)をフォローし、キャンペーンツイートをリツイートすればOK! 応募期間は10月25日まで。

©Imagineer Co., Ltd.

※Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。



提供:イマジニア株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2019年10月17日

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