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宇崎竜童と金子修介監督が「ゴジラ誕生祭2019」に登場! ファンメイドの恒例上映イベントが今年も池袋HUMAXシネマズで開催

立花准将と共にあの名場面を完全再現(感涙)。

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 池袋HUMAXシネマズでゴジラ生誕65周年を祝うファンメイドの前夜祭イベント「ゴジラ誕生祭2019」が11月2日に開催され、ミュージシャンの宇崎竜童さん、映画監督の金子修介さんらがトークショーを行いました。

「ゴジラ誕生祭2019」に登壇した宇崎竜童さん(左)と金子修介さん(右)

 今回で9回目を迎える「ゴジラ誕生祭」は、ゴジラの誕生日である11月3日の前日、11月2日から翌朝にかけてオールナイトで行われるファンメイドの上映会。2019年は池袋HUMAXシネマズと京都みなみ会館の2か所で開催され、池袋では「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年公開)」「モスラ3 キングギドラ来襲(1998年公開)」「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦(1971年公開)」の3作品が上映されました。

「ゴジラ誕生祭2019」(池袋HUMAXシネマズ公式サイトより)

 まず上映されたのは「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」で、歴代最凶ともいわれるゴジラが、バラゴン、モスラ、キングギドラといった護国聖獣と対峙するというストーリー。作中では、本作の主役でBSのテレビ番組「デジタルQ」のレポーター・立花由里(演:新山千春さん)と由里の父親で防衛軍の准将・立花泰三(演:宇崎竜童さん)の親子愛も描かれます。

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 本上映当時は「劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険」との併映で、第3期・ミレニアムシリーズの中では最高動員数を記録したため、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。

 そんな名作が再びスクリーンで見られるとあり、両劇場には老若男女を問わず、多くのゴジラファンが集結し、映画を楽しみました。

立花准将の登場に会場大興奮

 1作目の上映後は第1部のトークショーに立花准将役の宇崎竜童さんと、監督・脚本を手掛けた金子修介さんが登壇。スクリーンで見たばかりの立花准将の登場に、会場に集まった約350人のファンからは「うぉ~!」と大きな歓声と拍手が上がりました。

 立花准将をイメージしたという衣装で登場した宇崎さんはまず「こんばんは」とあいさつ。シリーズ第一作となる映画「ゴジラ」を子ども時代に見たときは「あまりに怖かった」と話し、その後金子監督から声がかけられるまでは「怪獣映画が見られなかった」と笑顔を見せ、ファンがゴジラの誕生日を祝うためにオールナイトで映画を見続けるという事については「信じられない」とちゃめっ気のあふれる回答で沸かせました。

 その後は金子監督も登壇。宇崎さんが「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」の出演オファーが来た当時の心境について「お声がかかるとは思っていなかったんですが、即答しました。『出たい』って。ゴジラに会いたいと思ったから」と振り返ると、金子監督は「あんまり軍人らしくない軍人というイメージで宇崎さんにお願いした」と真剣な表情を見せました。

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 しかし宇崎さんはこれについて少し気になる点があると話し、「俺は撮影初日だと思って行ったんですけれども、ワンカット終わった後、その瞬間に(金子監督が)『カメラテスト、オーケー』って言ったんですよ。俺キャスティングされて引き受けたんじゃないの? って(笑)。もしカメラテストでOKじゃなかったら外されてるってことでしょう。覚えてないでしょう?(笑)」と苦笑い。金子監督は「覚えてないなぁ~(笑)」と話して会場の爆笑をかっさらいつつ、「日本の映画の場合は決まった俳優さんをカメラテストするんですよ。技術スタッフのためのリハーサル替わりのカメラテストです。オーディションじゃないんです!」と釈明。あくまでも宇崎さんを立花准将として決めていたと語りました。

 これについて宇崎さんは「すっごいショックだった。今でも忘れられないんですけどね、初日だからね!」と返し、金子監督は「それは失礼しました」とタジタジの様子。意外な場所で約18年ぶりの誤解が解けました。

 またトークイベントでは宇崎さんが新山千春さんについて語る場面もあり、「(新山さんは芝居が)いちいちうまい。こっちが負けちゃうと思いました」と新山さんの演技力を絶賛。撮影が終わり、新山さんと宇崎さんが映画のプロモーションを行っていたころに「父の日」を迎えた際、新山さんから「父の日です」と手渡されたプレゼントが「Tバックの下着だった」という大胆なエピソードも披露されました。

 トークイベントの終盤には、“作中の名場面を来場客が体験できる”というサプライズも。現地で撮影されたという海の場面写をバックに立花准将役の宇崎さんが「大和の聖獣たちに!」と呼びかけると、集まった来場客は宇崎さんと金子監督とともにビシッと敬礼を決め、感慨深い表情を浮かべていました。

宇崎さん「大和の聖獣たちに!」
敬礼!

ファンが好きなことに思う存分浸れる貴重な機会

 第2部トークショーでは、映画監督の神谷誠さん、アクション監督でキングギドラ役を演じた大橋明さん、俳優でゴジラのスーツアクターを務めた吉田瑞穂さんらが出席し、サイン入りグッズのお渡し会などを行いました。

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左から大橋明さん、吉田瑞穂さん、宇崎さん、神谷誠さん、金子さん
名場面を再現する大橋さんと吉田さん
ギドラになる大橋さん
ゴジラになる吉田さん

 65年に渡って全世界で愛されている「ゴジラ」ですが、これだけ多くのファンが集い、好きなことに思う存分浸れる機会は非常に貴重です。また俳優や制作陣がファンのためにこうしたイベントに登壇してくれるというのも非常にうれしいことです。来年の開催が決まれば10回目の開催となる「ゴジラ誕生祭」。ぜひ開催されると良いなと思います。

(撮影・執筆:Kikka,撮影:ゴトウ)

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