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NHK、「田代まさし先生」回を公開停止に ネットでは「薬物の怖さを伝える格好の教材」「消さないで」の声も(1/2 ページ)

これが薬物依存……。

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 11月6日、元タレントの田代まさし容疑者が覚せい剤所持の疑いで逮捕されたことを受け、NHKはバリアフリーバラエティ番組「バリバラ」田代容疑者出演回の番組情報ページやYouTubeの動画を非公開にしました。

 取材に対しNHKは「リハビリで薬物依存を克服していることが前提の表現であり、掲載を続けるのは適切ではないと判断した」としています。

田代容疑者(画像は田代まさしオフィシャルブログから)
「教えて☆マーシー先生」の番組情報ページは非公開に

 2019年7月4日、7月11日の2週にわたり放送された企画「教えて☆マーシー先生」は、支援施設でリハビリに励む田代まさし容疑者が、薬物依存症の恐ろしさを当事者の視点から講義するという内容でした。

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 田代容疑者は、覚せい剤に手を出した理由、刑務所での生活、リハビリを続けての心境など、薬物依存の現実をユーモラスに語ります。

番組内での発言

「使えない、じゃなくて、使わないにならないとダメ。強い意志で『二度としません』って思うけど、『やめられるかな俺』って不安になる」

「(やめようと)最初は思うんだよ。でもクスリの魔力が勝ってまた使って罰せられる。刑務所の中は僕にとって悪のコネクションが広がるだけの場所だった。『クスリやりてえ!』と思っていた」

「自分で依存症と認めるのがすごく嫌だったんですよ。だって(施設に入ったら)自己紹介するときに『薬物依存症のマーシーです』って言わなきゃいけない。俺は違うもんと思っていた」

 番組内で田代容疑者は「先生」と呼ばれており、未成年の共演者を指導する役柄だったことも、慎重に対応せざるを得ない要因でしょう。その一方で、Twitterでは「非公開にしてほしくなかった」「薬物の怖さを伝える格好の教材」という声も上がっています。

 再配信の予定について、NHKは「現段階でコメントできることはありません」としています。

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