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「弟だけDクリニックでAGA治療を受けた」 瓜二つの双子が50代で見分けがつくようになった理由がまさかの「毛髪の量」

こんなに変わることあるの!?

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 子どものころから見分けがつかないほどそっくりだった双子(一卵性双生児)の兄弟が、“ある理由”で40代以降簡単に見分けられるようになってしまった――。今回はそんな漫画のようなエピソードをお持ちの兄弟にお会いしてきました。

 こちらがその荒川さん兄弟。顔はもちろんのこと、背丈や体型もほとんど同じ! なのに余裕で見分けられる!

 ……はい。なんとこの兄弟、ある時期を境に弟さんはフサフサなのにお兄さんは髪の毛の量が少々控えめなことになってしまったんだそうです。

 実はこれには理由があって、お兄さんがありのままの人生を選んだのに対して弟さんは「AGA治療」を行ったから。結果として周囲からも「一目瞭然になって助かった」と喜ばれるなどいいこと(?)もあったそうで、今では本人たちも積極的にネタにしているそうです。よかった、そこ触れていいんですね……。

 というわけで絶対面白いエピソードしかない荒川さん兄弟に、弟さんが治療を行ったという「Dクリニック東京 メンズ」で話を聞いてきました。最初に言っておくと、わざわざこの場所に来てくれるお兄さんがマジでいい人すぎました。

「頭頂部の比較写真も撮ったほうがいいんじゃないですか」とわざわざ言ってくれるくらいいい人です

漫画みたいな「双子あるある」は実在した

――今日は貴重なお話を聞かせてもらえるということでありがとうございます。特にお兄さんはこんな場所にお呼びしちゃってすみません。

兄:いえいえ! むしろ小さいころから「似てる、似てる」と言われ続けてきたので「薄毛キャラ」ができて結構楽しいんですよ(笑)。

――強い……。今でも似てるとは思うんですけど、昔はやっぱり瓜二つだったんですか?

弟:幼稚園や学校の先生は大体区別がついてなかったですね。

幼少期の荒川兄弟(激似)。ちなみにご本人たちも「こっちが俺だよね?」と若干迷ってました
50代になったお2人に同じ構図を再現してもらいました。めちゃくちゃ見分けがつく……

兄:小さいころは商店街を歩くと「かわいい!」って大人気でした。近所では有名なので1人で歩いてると「お兄ちゃん? 弟? どっち?」ってよく声をかけられましたね(笑)。

弟:知らない人から声をかけられるのは双子あるあるですね。兄と同じ学校に通っていたのは中学校までなんですけど、高校や大学時代になると「よう、荒川!」とか言って声をかけられる。実際どっちも荒川なので「前に会った人かな……覚えてないな……」とか変な間ができるんです。

――漫画とかコントで見るシチュエーション、マジであるんですね。

兄:双子だと知ってる人は「あ、兄貴のほうか」ってわかってくれるんですけど、知らない人だと「いや、何言ってんだよ! 荒川だろ!」って怒りだす人もいます(笑)。

弟:兄の高校の文化祭に遊びに行ったことがあるんですけど、歩いてたら急に兄のクラスメイトが走ってきて「お前、次バンドの出番だろ!」って楽屋まで無理矢理連れていかれたことがありました。そしたら楽屋には既に兄がいるので人だかりができるほど騒ぎになっちゃって。

兄:ネタじゃないんですけど、弟が手相占いを受けて「近々交通事故にあるから気を付けなさい」と言われた1週間後に私が交通事故にあったということもありました。

――湯水のようにエピソードが出てくる(笑)。

本物の双子は持っている「双子あるある」の数が尋常じゃない

弟:そういえば高校のとき、彼女から「昨日、違う女の子といたでしょ!」って詰め寄られたこともあったよ。

兄:本当か!?

弟:ホント。もちろん身に覚えがないので「それ兄だよ」って言ったんですけど。今思えばホントに悪いことしてても「それ兄だよ」って言えばなんとかなったかもしれないですね(笑)。

――その言い訳が通る人類、相当限られますね。

兄:顔も生年月日も同じなので大学受験の替え玉とかしても多分バレなかったですね。やらないですけど!

――ちなみに高校、大学を別々にしたのは双子として扱われるのが気まずい、みたいなのがあったんですか?

兄:単に弟のほうが頭よかったのでいい高校に行ったというだけです(笑)。

弟:ちなみに大学は兄のほうがいい大学に行きました。でも新卒で最初に入ったのは2人とも同じ会社なんですよ。

――それは2人で「あの会社行こうよ」って話し合って?

兄:いや、たまたま同じ会社を受けてて(笑)。

――なんですかその双子ミラクル!

弟:面接に行ったら「荒川さん、履歴書2枚出してませんか?」って言われたんですよ。何か不正をしてるんじゃないかと疑われて。おかしいなと思いつつ「もしかして名前が違いませんか?」って聞いたら「あれ?」ってなって、「それ……双子の兄です」と(笑)。それ以降の面接は全部その話題になっちゃって、「落とすにしても採用するにしても2人同時じゃないとなあ。採用されたら部署は一緒がいい?」とかそんな感じで、結局2人とも採用されました。

40歳のころが兄弟の分岐点に

――友だちに「見分けがつかない」とか言われるとやっぱり気まずかったりするんですか?

弟:仲がいい友だちはある程度見極められるんですよ。顔のホクロの違いとかがあるので、みんなそれで見分けていました。今では共通の友人に会うと「別人になった」「髪の毛ですぐわかるようになった」とか言われます。

兄:逆に弟がカツラなんじゃないかっていううわさもありました(笑)。

生えすぎてカツラ疑惑が生じてしまった弟さん

――最初にお2人が髪の毛の異変に気付いたのはいつくらいだったんですか?

弟:40歳前後のころ、美容院で「最近、頭頂部が薄くなりつつありますね」って言われてそこから意識し始めました。それでAGA治療を受けてみようかなと。

荒川兄弟(38歳)

兄:これは私の結婚式の写真なんですが、このときが38歳ですね。

――このときはお2人ともたくさんありますね、髪の毛。

兄:私は弟より意識したのが遅くて気が付いたら「あ、薄くなってる」といった感じでした。46歳のときの写真がこちらです。

荒川兄弟(46歳)

――これはもう「別人」になってますね……。

兄:30代のころは2人とも全然気にしてなかったんですけど、40代中盤にかけて一気にきましたね。完全に油断していました(笑)。

――弟さんだけ治療を受けてみようと思ったのはどうしてだったんでしょう?

弟:美容師さんに指摘された40歳くらいのタイミングで、たまたま知人が「AGA治療っていうのがあるらしいよ」とこちらのクリニックを教えてくれたんです。ちょうど気になり始めた時期だったのでじゃあやってみようかなと。

兄:弟がそういうことをやってるらしいというのは知ってたんですけどあまり詳しく聞いたわけではないので、「へぇ~」って感じで流してました。10年くらい前のことなのでまだそこまでAGA治療の情報も浸透してなかった気がしますね。

――確かに「治療」って言われると結構な大ごと感がありますね。

弟:治療って言っても通院するのは月に1回、1時間くらいなのでほとんど大変さはありませんでしたよ。仕事上がりにちょっと寄るくらいなので周りにバレたら恥ずかしい、みたいな心配もなかったですし。

育ってきた環境が同じ荒川兄弟はAGA治療の絶好のサンプル

 話はいよいよ本題である「AGA治療」について。ここからは弟さんの治療を実際に担当した「Dクリニック東京 メンズ」の小林一広院長もまじえてお話を伺っていきます!

小林院長。例え話が上手な先生です

――一卵性双生児でこれだけ違いが出ることに驚きました。

小林院長:それは明らかに治療をしているか、していないかの違いでしょうね。AGAとは「男性型脱毛症」のことで基本的には遺伝の原因がすごく大きいんです。父親側、母親側、祖父母など遺伝の仕方はさまざまですが、一卵性双生児は全く同じDNAなのでこれだけの違いが出るのは努力の積み重ねの差であると。……すみません(お兄さんに向かって)。

兄:いえいえ(笑)。

すみません

小林院長:ただ、同じDNAでも仕事や住む場所、酒やタバコの量や睡眠時間などによっても違いは生じます。遺伝は大きいけどそれが全てではなくて、生活習慣や環境も影響して差が出ます。

――荒川さん兄弟は生活環境などはどれくらい違うんですか?

兄:今は弟と同じ会社ではないんですが、業界が一緒なのでやってることは似ていますね。住んでる場所も近いですし、お酒も同じくらい飲むし、タバコも同じくらい吸いますし、食べる量や好きなものも一緒です。

――結果的にAGA治療の絶好のサンプルになってるじゃないですか(笑)。

弟:十中八九、私も治療しなかったら兄と同じ髪型になってたんでしょうね。

――AGA治療って具体的にはどんなことをするんですか?

弟:まずは血圧を測ったり血液検査をして体に異常がないかチェックしました。薬を飲む治療だからですね。それから毎回写真を撮られて先生から「前回と比べてこうなりましたね」といった説明を受ける流れです。あとは基本的に自宅で1日1回薬を飲むのと、サッと頭に塗る薬をつけるのを繰り返すだけ。だからほとんど手間には感じなかったですね。

――へー、そのくらいでいいんですか。

小林院長:基本的に治療法は皆さん一緒で外用薬と服用薬。付け薬と飲み薬ですね。外用薬のミノキシジルは薬局などで処方箋なしでも買えますが、フィナステリドやデュタステリドといった内服薬は処方箋がないと手に入れられません。

――飲み薬で髪の毛が生えるってなんかイメージしづらいですね。

小林院長:実は現在使われてる内服薬はもともと髪の薬じゃなくて、前立腺肥大の治療薬を開発する過程で発見されたんですよ。年を取って前立腺が大きくなっておしっこが出にくくなったり残尿感があったりするようになる病気なんですが、泌尿器の先生が「おじいちゃん、薬飲んでからおしっこどうですか?」「いやあ、髪の毛が生えてきてね」「生えるわけないじゃないですか!」ってなったんですけど、よく見たら「生えてるじゃないですか!」となった(笑)。

――予想外の展開だ。

小林院長:調べてみると前立腺肥大を引き起こすジヒドロテストステロンという男性ホルモンが髪の成長を妨げていることがわかったんです。それで「これ髪の薬にもいけるんじゃないか?」となったんですね。

――弟さんは実際にご自分でもすぐに効果は実感できたんですか?

弟:これは最初に説明されるんですけど、薬を飲むとはじめの1カ月くらいはむしろ抜け毛が増えるんですよ。

――えっ、こわい。

小林院長:薬を飲み始めると「初期脱毛」というのが起きるんです。人間は1日に100本ほど髪の毛が抜けるんですが、今日抜ける髪、明日抜ける髪、1週間後、3カ月後……と抜ける髪と順番が決まっているんですね。

 髪の毛の寿命は平均6年で頭には大体10万本の髪の毛が生えています。つまり「頭の上小学校」には1年生から6年生まで10万人の生徒がいて、毎日100人くらいの生徒が卒業と入学を繰り返している。

 お薬の治療を始めると「もっとしっかりした髪の毛を作りなさい!」という指令が出るので、不健康な髪をいったん全部出して健康的な髪に入れ替えていくので一時的に抜け毛が増えるわけです。

――不健康な髪が増えると薄毛になるということですか。

小林院長:同じ太さ、長さの髪の毛を作れなくなるんです。だんだん細く短くなっていって最後は産毛のようになってしまう。そうなると遠くから見ると髪が薄くなって見えるということですね。僕らがやっているのはその産毛を元の太く長い状態に戻しましょう、ということで毛の数を増やしているわけではないんですよ。

弟:治療の1カ月目はやっぱり髪が減るので不安でしたけど、2カ月、3カ月と経つうちに薄くなりかけていたのが元に戻ってきて「ああ大丈夫かな」と思えました。それ以降はほぼ10年間その状態をキープできてますね。

兄:北海道に転勤していた時期があるんですが、久しぶりに弟に会ったら「あれ、違う!」となって驚きました(笑)。

――「自分もやっておけばよかった!」とか思いませんでした?

兄:まあ結婚もして子どももいましたし、今はこの薄毛のキャラクターができあがってしまったのでそこまで深刻には悩んでないですね。ただ弟の現在という「答え」を見てしまっているので、目の前にタイムマシンがあったら過去に行って治療をすると思います(笑)。

「薄毛キャラも悪くないですよ」と明るく語るお兄さん

髪の治療は「やってみないとわからない」

――逆にお兄さんが今から治療を始めても効果はあるんですか?

小林院長:それはなんとも言えませんね。もちろんやらないよりはやったほうがいいですが、AGAというのは加齢現象なので早くから治療したほうが効果が期待できる部分があります。野球で例えるとイチロー選手と王選手長嶋選手はどちらもレジェンド選手ですが、どちらを現役に戻すほうが楽かと言えばやっぱり比較的若いイチロー選手のほうが可能性が高い。

――お兄さんは新庄選手みたいな感じですか(笑)。

小林院長:60歳を過ぎて治療を開始してブワーッと生えた方もいるので、50代でも60代でもチャレンジすることが大事だと思います。年だから絶対無理です、とは言わないです。ただ、「絶対生えます」とも言えないんですね。

――そうやってはっきり言ってもらえるほうが信頼できる気がしますね。

小林院長:無責任な言い方になりますが「やってみないとわからない」というのが髪の治療の難しさなんです。元々の髪の力や薬との相性に個人差がある。このあたりは患者さんにも最初にしっかりと説明をしていますし、納得してOKと言ってくれた方だけを治療しています。予備校と一緒でこちらとしては本当は来ていただいた方を全員第一志望に合格させてあげたいんですが、第二志望になったり滑り止めだったり、残念ながら二浪に突入してしまうというケースもありますから。「うちなら絶対に生えます!」みたいな言い方は間違ってもしていません。

個人差があり「絶対」はないのが髪の治療

 それから医学的に「薄毛」「発毛」の定義ってないんですよ。だから本人が薄いと思ったら薄毛ですし生えたと思ったら発毛なんです。「おお、よくなりましたね!」と言っても「こんなんじゃまだまだ」とおっしゃる方もいますし、「この人はもうちょっとかな」と思っていても「こんなに生えるとは思いませんでした!」とカツラを外されるような方もいます。その人の気持ちひとつなんですよ。

――なるほど。ちなみに僕は今34歳なんですが父親の家系が代々髪の毛が薄いんです。父親は30から薄くなり始めたらしくてずっと恐怖してるんですが、そのくらいのレベルでも相談に乗ってもらえるものですか?

小林院長:大丈夫ですよ。お母さん方の遺伝子も入ってるわけですからね。どちらの遺伝が強く出るかはわからないから両方の家系を調べてみる必要はありますね。

――母方の祖父は歳をとっても髪があったのでそっち側を引いたってことですかね。今は大丈夫なんですけど荒川さんの話を聞いたら40くらいから一気に来ると聞いて怖くなりまして……。

小林院長:どの辺から進行するかは個人差ですし、「この年ならしょうがないか」と思うのも個人差ですね。でもやっておくなら早いほうがいいですし、あなたのように「将来不安だから」と相談に来られる30代の方もいらっしゃいますよ。

――近いうちにお世話になるかもしれません……! 薄毛の悩みって人に相談しづらい部分もあるから、こういう話は他の同じ悩みを持つ人にとっても参考になりそうです。

兄:本人次第だと思いますが、20代30代で薄毛の兆候があったら私のようにならないように早めにアクションを起こされたほうがいいと思います(笑)。私のようにハゲキャラを楽しめる人はいいですが、悩んだり暗くなってしまう人は相談に行ってみるとよいんじゃないでしょうか。

弟:個人差はあると思いますが私の場合は薬の副作用もなく、1日1回風邪薬を飲んでいるような感覚でした。最初に治療を始めるハードルが高かったり1人で行く勇気が出ないという人もいると思いますが、私たちの話が少しでも役に立ってくれればうれしいですね。

貴重なお話をありがとうございました!

提供:Dクリニック東京メンズ
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2019年12月19日

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