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少女を誘拐することになってしまった男 “マヌケな誘拐犯”の漫画に「鳥肌たちました!」「泣かされました」と絶賛(1/2 ページ)

秀逸な展開にうなる。

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 成り行きで少女を誘拐することになったマヌケな男と少女を描いた漫画「さよならマヌケな誘拐犯さん」に「泣いた」「好きです」と称賛が集まっています。作者は漫画家の百瀬直(@monono2739)さん。

 凶悪な犯罪者として指名手配されている男「ヤギ」。森の中で悪党に出くわしてノックアウトし、相手の車のトランクから誘拐された少女・メイを発見します。彼女を家に帰すことも殺すこともできず、「人質」として連れて行くことにしたヤギ。山小屋での2人の生活が始まります。


めぼしいものをいただこうとしたら誘拐された少女が……

 世間知らずのお嬢様だと思っていたメイは、よく気のつく働き者で、ヤギから逃げようともしません。実は養子で体も弱く、兄弟から疎まれているという彼女は、ヤギが自分と似ていて「さびしそう」だと語ります。彼女と過ごすうちに、ヤギは人質にしようとしたことなど忘れてしまったよう。

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 しかしそんな日々は、メイの容体が悪くなったことで終わりを告げます。山を下り、彼女を病院へ連れて行こうとするヤギ。彼を追う警察。……最後に明らかになる2人の奇跡的な“つながり”には、涙が浮かびます。

 妻を亡くして生きる実感を失ったヤギの寂しさ、メイを必死に助けようとする優しさが胸に響きます。そして、血のつながりが強いドナーを必要とする先天性の病気だったヤギの妻、養子で病弱なメイ、ヤギのドナーカード……とピースが最後にカチッとはまり、2人の“つながり”が現れる展開も秀逸です。

 百瀬さんがこの作品をTwitterで公開すると、「語彙力無くなるくらいやばかったです!」「泣かされました。感動をありがとう」「最後の最後で鳥肌たちました!展開が好きです!」と絶賛が相次ぎました。

 同作は2019年7月に『週刊少年ジャンプ』に掲載された読み切り作品。リプライでは「ジャンプで読んだ時好きすぎて何度も読み返しました…!」「この話めっちゃ好きでした!また会えて本当に嬉しいです!!!」と当時読んだ人からの反響も集まっています。

第97回手塚賞で準入選となった作品でした。18歳でこれを描いたのすごい

 百瀬さんは2019年12月発売の『ジャンプGIGA 2020 WINTER』にも読み切り「街角のピアノマン」を掲載。ピアノを辞めた少年のもとに、亡くなった幼なじみの天才ピアニストが天国からやってくる――というお話です。

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さよならマヌケな誘拐犯さん

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