チョコレートの祭典が開幕！　チョコレートマニアに「サロン・デュ・ショコラ2020」のおすすめチョコを聞いてみた（2/2 ページ）

TOURBILLON by Yann Brys（トゥルビヨン バイ ヤンブリス）

ロミさん：今回「サロン・デュ・ショコラ」初登場のブランド。やはり、見た目のかわいさが最強の「シュセット」に注目です。

　もったいない気もするけど、せっかくなので一口で食べてほしい一品です。味はシトロン（イエロー）とショコラ（ブラウン）の2種類。どちらも下の部分は薄めのチョコの中にトロッとしたクリームが入っており、食べると溢れ出てきます。

　私のおすすめは、ショコラ味。ボール部分の中はキャラメルとチョコクリーム、上にはミルクジャムクリームが乗っています。普通のチョコよりも中がクリーミーな分、チョコというよりは小さなケーキのような印象です。キャラメルの甘さもちょうど良く、万人におすすめしやすいチョコレートです。

Philippe BEL（フィリップ・ベル）

チョビさん：「サロン・デュ・ショコラ」でも毎年最長の列をなしている人気ブランド。ベルさんは、ミルク系のチョコが得意な方だと思っているのですが、基本のチョコがものすごくおいしいので何を選んでも間違いないです。

　中でも、人気の「キャラメル セミリキッド ショコラ」はシリーズでいろんな味があるので毎回楽しみにしています！　カリッとかためのチョコを噛ると、トローリとしたキャラメルがあふれてくる、まさに夢のような食べ物です。

David Capy（ダヴィド・カピィ）

ロミさん：「こんなにおいしいサブレ、あるんだ……！」と衝撃うけたのがカピィさんの「プラリネサブレ」。ほろほろとした食感と、周りに付いているミルクチョコがとてもおいしいです。手にチョコレートがつかないように、というのは分かるのですが、上までチョコがついていればいいのに……と思ってしまいます（笑）。

チョビさん：ダヴィド・カピィは、お店がボルドーで少々行きづらいため、私たちは毎年必ず「サロン・デュ・ショコラ」で購入しています。

　ロミちゃんと同じく、初めて食べた時は震えました……！　この世で1番おいしいサブレだと思っています。クッキー部分はプラリネのナッティーさとサクサクの軽い口当たり、ミルクチョコレート部分もクオリティーが高く、食べ始めたら止まらなくなります。

PASCAL LE GAC（パスカル・ル・ガック）

ロミさん：日本だと、赤坂に店舗があるお店。チョコレート好きとしては、イベントを逃しても追加で買えるのがうれしいですね（笑）。おすすめは王道の「トリュフ」です。

　2020年のトリュフは、ナチュール（プレーン）とアプリコット。ナチュールはカカオの風味も強く感じつつ、生クリームで口溶け滑らか。チョコでは珍しいアプリコットは、フルーティな酸味と、カカオの余韻が最高です。

チョビさん：ル・ガックのトリュフは、今までいろいろなトリュフを食べた中でも1番おいしいと思っています。外側の硬い部分は薄くパリっとしてて、それでいて中のガナッシュは滑らか！　お高いけど、その価値があると納得する味わいです。私が本命に送るのはこれと決めています！

Nicolas Bernarde（ニコラ・ベルナルデ）

ロミさん：チョコレートではないのですが、「マドレーヌ」がとてもおすすめです。「サロン・デュ・ショコラ」では焼き立てが味わえますよ。外側のサクサクと、中のほろほろの食感がたまらないです……！

　生地にはオレンジコンフィが練り込まれいて、ほんのりオレンジが香ります。ニコラさんは、酸味が効いたフルーツの使い方がとても上手だと思っています。

　焼き菓子を推したい二コラ・ベルナルデですが、マドレーヌに並ぶならチョコレートもぜひ食べてほしいです。特に、タブレットタイプの「グリュエカカオ」は、ヌガティンをかけたカカオニブのざくざく感と、しっかり苦めなビターチョコのバランスが最高。しっかりとチョコを食べた満足感が得られる一品です。