コラム

【写真で解説】「京急ミュージアム」見てきたよ!月刊乗り鉄話題(2020年1月版 おまけ)(1/3 ページ)

特にジオラマがすばらしい……!

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 2020年1月21日、横浜みなとみらい地区の京急電鉄本社ビルに「京急ミュージアム」が誕生しました。


横浜の京急本社ビル1Fにできた「京急ミュージアム」

 京急電鉄創世記の、赤い電車のルーツともいうべき「デハ236形電車」を復原展示するほか、京急沿線の魅力を凝縮したジオラマ、電車の運転士ミュレーター、バスの運転席などを展示します。

 特にジオラマはすばらしい! 沿線に住む人ならば見覚えがある景色をたくさん再現しています。館内デザインと2階エントランスは建築家の隈研吾さんがデザインされました。隈研吾さんは高輪ゲートウェイ駅も手がけた建築家。電車やバスが大好きなお子様が、一流のデザインを体験できるなんてステキです。

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 入場料は無料! しかし前人気が高く、2020年2月24日まではネットでの完全予約制です(1月27日現在、この期間の申し込みは締め切られています)。2月26日以降、4月5日までの平日は先着順、土曜休日はネット予約で抽選となり、空きがある場合に限り当日入館可能となります。当面はネットで予約するのがよさそうです。

 今回はサクサクッと写真で見どころを紹介。後日、ぜひ訪れてみてください!


京急ミュージアムは京急本社ピル1階にある。ガラス張りの中の赤い電車が目印。手前は公共スペースです。電車のベンチがかわいい

こちらが入口。入場無料。しかし前人気が高く、2月24日まではインターネット予約制です(2月24日まではネット予約で埋まり、既に締切)。2020年2月26日以降、4月5日までの平日は先着順、土曜休日はインターネット予約で抽選、空きがある場合に限り当日入館可能、となります

デハ236形。1929年に湘南電気鉄道デ1形の6号車として製造されました。湘南電気鉄道は現在の京急電鉄本線黄金町~浦賀間と逗子線の一部です。京浜電気鉄道(現・京急電鉄)と合併後にデ230形の236号車となりました。1978年に引退後、埼玉県川口市の公園で保存展示されましたが、手入れが行き届かず荒れ果てた姿になっていました。それを京急電鉄が引き取り、修復、展示しています。修復の模様は車両横のモニターで紹介されています。これ感動して泣けるから観てって。お願い

古いばね台車。軽量化のために当時の最新技術が用いられました

主抵抗器。架線から取り入れた電気をここで調整してモーターを回します。現在は半導体ですが、当時は熱抵抗器でした。発生する熱を冷やすため露出しています

京急電鉄の軌間(2本のレールの間)は世界標準の1435ミリ。新幹線もこのサイズ。JR在来線や大手私鉄多くは1067ミリです

天井にデザインされた板の幅も1435ミリというこだわり

デハ230形の運転台。左がマスコン(アクセル)、右がブレーキ

車内の床からモーターを覗けます。もちろんこれは見学のため。当時は床でふさがれて、開閉式の点検口がありました

扇風機。中央に「KHK」の文字があります。京浜急行(KeiHin Kyuko)の旧略称です。京浜電鉄が東急の一部となり、戦後、京浜急行電鉄として再出発した後の部品です

車内には京急電鉄の歴史を紹介する展示がありました

当時の客室の模型。中央部はクロスシートだったようです

こちらは新しい電車、1000形の先頭部を再利用した運転シミュレーターです

運転シミュレーターの利用料金は1回500円。初級・中級・上級コースのほか、気軽に楽しめる「ワクワクコース」があります。体験時間はコースによって約5分~約7分。メーター、モニターなどは実物同様に作動し、ブレーキの空気圧縮音も再現されています

こちらはバスの運転台。背後は降車ボタンがズラリ。押すと「次停まります」のアナウンスが流れます

シミュレーター機能はありませんが運転士ごっこがめっちゃ楽しそう

シミュレーターといえばこちら。ジオラマの車両のうち、黄色い電車を運転できます。1回100円で3分程度。最高速で急カーブにツッコんだら自動的に速度が下がりました。C-ATSという最新の保安装置が再現されています
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