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「コショウとって」から始まる狂気 ピタゴラ風、ソーシャルディスタンスを保ったまま全自動でコショウ渡すマシン

安全にコショウを届けます。

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 ソーシャルディスタンスを保ちながらコショウを渡す方法がYouTubeに公開されました。次第にヒートアップしていく仕掛けが狂気に満ちていて笑わされます。

コショウを渡すマシン

 動画を公開したのは海外YouTuberのジョゼフさん。この動画で紹介されたのは、人との距離を十分に置いてコショウを渡す、ソーシャルディスタンスを意識したマシンです。ジョゼフさんはこれまでにも「昼食を食べさせてくれるマシン」「ケーキを食べさせてくれるマシン」など、バカげて無意味でユニークなマシンを公開してきました。

 動画の冒頭でジョゼフさんが「コショウをとってくれないか」と呼びかけます。するとテーブルの反対側にいたもう1人の男性が、コショウを自分の食事にふりかけました。その動作がトリガーとなり、透明な筒にセットされた小さな鉄球が、コショウの容器を押して転がり始めます。

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 筒から押し出されたコショウはまな板の上を転がり、プラスチックの小さなカゴにすっぽりとはまりました。そのカゴの下にはトングがセットされており、ゴムひもで固定されています。コショウがはまった衝撃でトングが開き、逆バンジーのようにコショウは遠くへ飛ばされて――。

遠くへ飛ばされる直前のコショウ(画像はYouTubeより)

 その後は新たなボールが転がりだし、マシンは稼働を続けます。包丁がキュウリをたたき切ったり、ゆで上がったパスタがボールのレーンになったりしながら仕掛けは展開。

 一見すると完成度の高いドミノのようですが、次第に狂気を帯びていきます。3つのボールと3つの箱を用意した仕掛けでは、1つ目と2つ目のボールは順調に箱の中へ。しかし3つ目のボールが箱に入り損ねます。失敗かと思いきや、転がったボールが仕掛けを崩し、崩れた状態から新たなボールが出現。3つ目の箱はボールが入らないように設計されたフェイクだったのです。

3つ目の箱はフェイク(画像はYouTubeより)

 マシンの狂気は増していきます。コーヒーを入れたコップが傾き、MacBook Proを水浸しにするのではないかと視聴者をヒヤヒヤさせます。コップの傾きは絶妙なところで止まり、コーヒーは受け皿に流れ落ちました。無事に水没を免れたMac。ですが、仕掛けが進むとコップはひっくり返り、残りのコーヒーをMacにぶちまけるのでした。

Macにコーヒーをぶちまける(画像はYouTubeより)

 マシンの動作音だけが響く静かな動画に、BGMが流れ、音楽に後押しされるように激しさを増していきます。クライマックスの仕掛けには、ダンベルを2つ設置。ダンベルの重さを利用したテーブルクロス引きが行われます。1つ目は無事に成功しますが、ダンベルが床に落ちた勢いでカメラが大きく振動。2つ目の大きなダンベルが落ちると、テーブルクロス引きが成功するどころか、テーブルを盛大にひっくり返してしまいます。

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 食器やテーブルが壊れそうな激しい音とともに、テーブルの脚に設置された新たな仕掛けが姿を見せ、仕掛けはラストスパートへ。

ひっくり返るテーブル(画像はYouTubeより)

 終着地点には、冒頭で姿を消したコショウの姿が。網で無事にキャッチされていたようです。仕掛けが進むと、花のように植木鉢にコショウがセットされ、ゆらゆらと揺れながらお皿にこしょうをふりかけました。

 動画の終盤では、満足げに食事を堪能したジョゼフさんが「ワインも取ってくれないか」と声をかけます。ワインも同じような仕掛けて渡されるのかと思うと、どんな狂気の仕掛けになるのだろうと期待と不安がよぎります。

無事に到着したコショウ(画像はYouTubeより)

 動画のラストでは、仕掛けの片付けをしながら集まったスポンサーを紹介。撮影の裏側も一部、公開しています。どうやらMacBook Proにコーヒーをかけたのが最も大変だったようで、撮影を終えた瞬間に2人がかりで慌ててコーヒーを拭き取る様子が収録されています。

 ソーシャルディスタンスを保ちながら、コショウを渡すバカげて笑わせてくれる仕掛けでした。

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