ニュース

ランプの魔人の力で“理想の彼氏”を手に入れるも後悔 実体化された黒歴史と10年付き合う漫画に「笑った」と「もだえた」の声(1/2 ページ)

若さ故の過ち。

advertisement

 漫画家の塚沢サンゾ夫さん(@TADAIMA_SANZOH)がTwitterで公開した、「わたしの超理想☆ボーイフレンド」が笑えたり過去をえぐられたりすると大変な評判です。面白いのになんだか読んでて胸の奥がザワザワするなぁ……(黒歴史ノートを厳重にしまいながら)。

「理想の彼氏を手に入れたオタク女子の話」という希望あふれるツイートから繰り出される黒歴史パンチ
このコマだけでかなりのパゥワーがある

 話は10年前に女子高生だった「虹元みえる」が道端で拾ったランプをこすり、出てきた魔神に願いをかなえてもらうという定番の流れから始まります。当時非リア充だったみえるは咄嗟に「彼氏が欲しい」と回答。

 すると魔神は「好きな男の子のタイプを選んでね!」というプリントシール機のような要求をしてきます。そんな魔神の要求にみえるが取った行動は……。

advertisement
過ちの始まり
過ちの結果

 カバンからノートを取り出し、エルフ族の王子でスターライト学園のアイドル的存在な自作キャラ「西園寺アルト=バイエルン」(1016歳)をリクエスト。そう、現在26のみえるから見て“黒歴史ノート”にあたるものに描いたキャラを、そのままリクエストしてしまったのです。

 かなり困惑しながらも、みえるの希望に答える魔神。西園寺アルト=バイエルン(1016歳)は現世に降臨し、みえるは大興奮! アニメキャラに恋心を抱き続けたオタクのみえるはまさに幸せの絶頂です。

 ……が、数カ月もするとその人間離れした外見が徐々に周囲のうわさに。また、当時の画力が忠実に再現されており、羽は生えてるわ体は光ってるわ足は変な方向に曲がるわあごはとがってるわで、明らかに人間離れしています。まあ人間じゃないんですけど。「ねえ……みえるの彼って人間……?」「えっ……エルフだけど……」となかなかきつい会話も行われていたもよう。

過ちの過程
過ちの罰

 他にもさまざまないらん設定に振り回されながらも10年間黒歴史を養って生きてきたみえるですが、そろそろメンタルも限界に。さらに、街を一緒に歩いている途中で職場の憧れの男性「反平」と遭遇したところ、アルト=バイエルンは反平を「悪いやつだ」と断定し雷魔法スターライトボルテージをぶちかますのでした。

やっちまった!

 ついに「恥ずかしい思いしながらずっと耐えてきたの」「私にとって黒歴史」と言い放ち、分かれを告げるみえる。それを聞いたアルト=バイエルンは寂しそうにどこかへ飛び立ってしまいます。その一方で、反平といい感じになっていくみえる。

advertisement
やっちまった!

 果たしてこのままみえるは、反平と結ばれるのか。アルト=バイエルンはどうなってしまうのか。続きはぜひ読んで見てください。黒歴史で全てが解決する終盤、そして黒歴史の集大成のようなオチは素晴らしいの一言です。

 この「わたしの超理想☆ボーイフレンド」は、2017年の週刊少年ジャンプ25号に読み切りで掲載されたもの。ジャンプ読者なら、覚えていた人も多いはずです。

 この漫画にリプライ欄などでは、「ここ10年位のジャンプ読み切りの中でも最高傑作でした!」「腹筋崩壊しました」「ジャンプで昔に見た漫画で印象的でずっと頭に残ってました」「当時運悪く買えなかったので再掲うれしいです」「天才としか言いようがありません」「90年代を生きた人間は、特に女子は全員こんな感じな絵を描いてたなぁ」といった声が寄せられていました。

 なお、読み切りには掲載されていないおまけの番外編も掲載されています。

(C)塚沢サンゾ夫/集英社

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  6. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  10. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」