復讐のため寿命を売ったはずが敵の娘を保護、そして真実へ…… “超能力を売る男”の漫画に「ビリビリ来た」「続きを早く」(1/2 ページ)
世界中の命を救った男は復讐の鬼になった。なったはずだった。
Twitterで“超能力を売る男”として公開された創作漫画『スキルブローカー』が、熱い展開で注目を集めています。これは無限に続きが読みたくなるやつだ……。
寿命と引き換えに、さまざまな超能力を人に与えるという「異能(スキル)ブローカー」。極めて非科学的な存在の元に、科学者「二階堂秋博」が訪れるところから話が始まります。二階堂はほぼ全ての寿命と引き換えに、どんなものにでも変身できる能力を手に入れました。
二階堂の望みは、誰よりも信頼していた後輩の「一ノ瀬冬樹」に対する復讐(ふくしゅう)。研究中だった「核兵器無力化装置」の手柄を横取りされ、一ノ瀬がノーベル物理学賞を受賞したことを恨んでいるのです。そこで二階堂は、一の瀬の姿で犯罪を犯し社会的に殺すことにしたのでした。
そして実行の日。一ノ瀬は、二階堂の目の前で何者かに狙撃されてしまいます。復讐のはずが、突然の出来事に一ノ瀬を助けようとする二階堂。しかし、瀕死(ひんし)の一ノ瀬は、自分を助けようとしている男が自分と同じ顔であることに気付かないまま、娘を頼むと言い残し絶命してしまいます。
成り行きで一ノ瀬に成り切って娘の「夏」の面倒を見ることになってしまった二階堂。「なぜ俺が……」と代わりの親を探しますが、一ノ瀬の血縁者はノーベル賞受賞後に全員「事故死」していたこと、そして一ノ瀬が裏切ってなどいなかったことを知ってしまいます。夏を育て上げることを決意した二階堂ですが、能力の代償でもう寿命はほとんど残っていません。
思い悩む二階堂。そんな中、夏と2人商店街を歩いていると、突如襲撃されてしまいます。襲ってきたのは、核保有国の手先たち。「核兵器無力化装置」は、彼らにとって脅威だったのです。一ノ瀬を狙撃したのも彼らでした。
変身能力を駆使して夏を守る二階堂に対し、兵器まで持ち出してくる核保有国。重傷を負ってしまった二階堂は、叫びます。「逃げろ夏!! 奴らの狙いは俺だ!」
それでも父と離れたがらない夏に、ついに正体を明かす二階堂。その時、夏の口から出てきた言葉は。二階堂の最後の決断は。息詰まるラストは、ぜひ実際に読んでみてください。
同作は、まろやか倫太郎さん(@rintaro_maro)が原作、作画を逢加里さん(@akari_kouhei)さんが担当して作られた作品。アプリサンデーうぇぶりに掲載された作品で、連載用ネームも作成中とのことです。リプライ欄などでも続編を望む声が多数寄せられており、期待が高まります。
画像提供:まろやか倫太郎さん(@rintaro_maro)
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