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ガラスで作られた「魚石」がロマンの塊 伝承に登場する「内側を魚が泳いでいる石」が一目惚れしちゃう美しさ(1/2 ページ)

思わず一目惚れするほどきれいでワクワクする。

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 内側で魚が泳いでいる伝説の石「魚石」を再現したガラス作品が見とれる美しさです。伝承の世界から飛び出したようなリアリティーと存在感。

すごく綺麗……

 古い民話で「(中で泳いでいる魚)を見ると長生きできる」といった話とともに登場する魚石。内部が露出した状態を再現しているのですが、石の質感から魚のウロコまで、全てガラスで表現していることに驚きます。実際に拾った石を磨いたかのような世界観にロマンを感じる……!

増永元さんによるガラス作品「魚石(sp. G, 豆型)」
裏側のリアルな小石の雰囲気がまたすごい

 制作したのはガラス作家の増永元(@masunaga_gen)さん。さまざまなガラス作品をバーナーワークと呼ばれる成形技法で生み出しています。説話に登場する「魚石(※増永さんは「さかないし」と呼んでいるとのこと)」がモチーフのシリーズは2009年から作り続けているそうで、今回の作品「魚石(sp. G, 豆型)」が最新作。ちなみに石の中にひそむ2匹の魚は明確に金魚と決められているわけではなく、未知の“赤い魚”なのだとか。

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引き込まれそうになる奥行き

 そら豆のような今回の魚石のサイズは「24.5ミリ×17ミリ×11ミリ」と想像以上に小さく、指にのせたビジュアルに改めてビックリしたり。なお材質は主に鉛ガラスで、一部ソーダガラスを使用しているそうです。真ちゅうと木材で作られた専用ケースもステキな雰囲気で、作品のワクワクを高めてくれます。

幅3センチ未満という驚き
専用ケース含めて1つの作品となっています
間違いなく宝物になる……!

 以前はウミヘビの生態研究者だったという増永さんは、クラゲシリーズや自然環境シリーズなど、「今存在する生物たちの様子を後の世に伝えること、永く残すこと」を目的にした、実物に忠実な“生物記録系”のガラス作品も制作。これらの作品はたびたび開催される個展で見ることができるほか、グラスアート専用のオークションサイト「Glass2H」にて不定期で一部作品の販売も行われています。

 今すぐ他の作品を見てみたいという方は、今年から始めたという増永さんのTwitterまたはオフィシャルサイトをのぞいてみると、ステキな作品との出会いと感動があるでしょう。

画像提供:増永元(@masunaga_gen)さん

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