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古本屋さんで起きたステキないたずらに「粋な演出」「感動」の声 並べ替えられた文庫本によるお祝いメッセージ

作った言葉が完璧でないのもまた良い……。

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 大阪府大阪市の古本屋さん「一色文庫」で起こったステキな“いたずら”が話題です。並べ替えられた12冊の文庫本で作られたメッセージは……。

 店主がTwitter(@hitujimimizuku)で「勝手に商品のちくま文庫の並びを変えられたら、まつげが全然乾かないじゃないですか!」と投稿した写真。そこには普段と違う場所に置かれてあったという文庫本が写っていますが、一見しただけでは何を意味しているのか分かりません。しかしそれぞれの背の上部にある小さい文字を横読みすると……?

ちくま文庫の背上部に記された著者名の頭文字等を左から読むと……

おたンしようひオみテとう

 というメッセージになっています。店主は数日前に誕生日についてつぶやいており、それを見た人が(あるいは知っていた人が)こっそりと気付かないよう“いたずら”をしていったようです。なんて粋な祝い方……!

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大槻文彦氏による国語辞典『言海』が“ン”を担当
粋なお誕生日メッセージでした

 店主も発見したときはその意味には気付かなかったそうですが、不思議な置き方だったこともあり考え続け5時間後に気付いたとのこと。「どこのどなたか存じませんが、生涯忘れられない誕生日になりました。本当にありがとうございました」とツイートすると、コメントではたくさんのお祝いメッセージと「ステキ」「素晴らしい」「おみてとうってなんかかわいい」などの声が寄せられました。

ちくま文庫の筑摩書房からも横読みメッセージが寄せられています

画像提供:一色文庫 古本屋(@hitujimimizuku)



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