正倉院のあの琵琶がポーチになった！　フェリシモのコラボグッズが本格的すぎる

　7月に奈良国立博物館での開催から全国巡回を予定する「御大典記念 特別展 よみがえる正倉院宝物　―再現模造にみる天平の技―」がフェリシモとコラボ。正倉院の宝物（ほうもつ）がグッズになり、6月9日にWeb販売がスタートしました。

　展覧会では、東大寺正倉院に収蔵されていた宝物を、人間国宝など伝統技術を持つ職人の技と最新の研究で再現した模造が展示されます。コラボグッズは、展示物の中でも多くの人が教科書や歴史の資料集で一度は目にしたであろう、「螺鈿紫檀五絃琵琶（らでんしたんのごげんびわ）」や正倉院宝物楽器などの模造がモチーフとなっています。

歴史の教科書で一度は見たあの楽器がポーチに

　「模造 螺鈿紫檀五絃琵琶 エコバッグ＆ポーチ」（1セット2970円）は、「螺鈿紫檀五絃琵琶」をモチーフにしたミニポーチと、琵琶が入っていた青緑色の袋「琵琶袋」のテキスタイルを再現したエコバッグのセットです。

　エコバッグだけでなくコスメやお菓子も入れられるミニポーチは、琵琶の底の部分の「落帯（らくたい）」に貼られたべっ甲や、背面に描かれた唐草文様の一種「宝相華（ほうそうげ）」や、雲、鳥の文様などをリアルに再現。エコバッグは縦約40.5センチ、底まち幅約9センチと大きめで、8キロまで入れられます。持ち手にお手持ちのチェーンを掛けて、ミニポーチのループに通すと、インパクト大のチャームに。

古代の文様が夜道のお守りに

　「模造 螺鈿紫檀五絃琵琶 リフレクターチャームの会」（月1個1100円／3回限定)は、螺鈿紫檀五絃琵琶に螺鈿で装飾されている樹木や人物、鳥などモチーフとしています。きらきらした螺鈿部分は反射材、線刻はインクジェットプリントで表現。夜道で車のライトなどを反射する、お守り的なリフレクターチャームです。

アンティーク調の宝物楽器をアクセサリー＆キーホルダーに

　「模造 正倉院楽器 アクセサリーチャームコレクションの会」（月1個825円／6種類）は正倉院の宝物楽器を再現したチャームコレクション。約1～4センチとミニサイズですが造形はリアルさが追求され、古美（ふるび）メッキでアンティーク調に仕上げています。（ミュージアム部note『正倉院楽器 アクセサリーチャームコレクションの会』）

「フェリシモミュージアム部」発足！

　今回のコラボは、「ミュージアムとアートを暮らしの中でもっと楽しむ」をコンセプトに新たに発足した「フェリシモミュージアム部」によるもの。アートやミュージアムが好きなフェリシモのメンバーが設立したもので、美術館や博物館がもっと楽しめるヒントを公式サイトや、note、Twitter（@f_museumbu）でも発信。また、グッズ開発や、Web販売を行い、「アートのある暮らし」を提案するとしています。

　オリジナルグッズとして「青」をテーマにセレクトした名画をプリントしたハンカチのコレクション、「ミュージアム部　アートハンカチコレクション〈青〉の会」（月1セット1210円／6回限定）と、お気に入りのポストカード収納しながら飾れる「ミュージアム部　ポストカードをもっと楽しむ マイミュージアムポーチ」（1セット2750円）が販売されています。

　美術館や博物館好きの方も納得できそうなリアルさと、遊び心感じるデザイン。展覧会のわくわくどきどきを日常に感じられそうですね。

※価格は全て税込

（谷町邦子　Facebook／Twitter）

※一部商品の発送は7月下旬～8月下旬予定