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伝票がぬれて読めない――佐川急便をかたる電話に要注意 個人情報を聞き出す詐欺の手口か
雨の日は、特に信じてしまいそう。
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佐川急便を名乗り「伝票がぬれて読めない」といって個人情報を聞き出す電話を受けたという体験談が、ツイッターに投稿されています。佐川急便でも、宅配事業者の社名を名乗る不審な電話について注意を呼びかけています。
ツイッターに投稿された内容によると、“080”で始まる電話番号から着信があり、佐川急便だと名乗ったそうです。「伝票がぬれていて見えない」「送り先と差出人が同一」などといって、家族構成を聞き出す内容でした。不審に思った投稿者は、電話を切り、佐川急便の営業所に連絡。かかってきた電話番号は、同社のドライバーのものではありませんでした。
この手の問い合わせは多く、佐川急便のサイトでは実際にあった事例を掲載し、注意を呼びかけています。「伝票がぬれていて電話番号しか見えないので、住所を教えてほしい」のほか、「本人しか受け取れない荷物なので、本人の在宅時間と携帯番号を教えて欲しい」など、言葉巧みに個人情報を聞き出そうとしています。
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佐川急便では、代金引換の荷物を届ける前に電話をかけることはあるものの、決して第三者の住所・電話番号や個人情報等を聞くことはありません。不審な電話があった場合には、担当営業所へ一報してほしいとのことです。
投稿者のK@oruさんは、投稿について「少しでもこう言った手口の詐欺や犯罪に繋がりかねない手口を、今後減らしていくきっかけになればと思います」とコメントしています。佐川急便に限らず、他の運送会社を名乗るケースもあります。個人情報を聞き出す電話は、警戒したほうがいいでしょう。
(高橋ホイコ)
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