飼育放棄された過去を持つ子猫 「ウチの子」になるまでを描いた家族の漫画がほっこりしていて温かい(1/2 ページ)
いろいろ参考になりそうです。
イラストレーターで漫画家のオキエイコ(@oki_soroe)さんが、保護猫ちゃんをお迎えするまでの経験を描いた「保護猫ちゃんを家に迎えるまでの話」(全12話)を、Twitterで公開しています。
オキさんは旦那様と娘さんの3人家族。ペット可のマンションに引っ越したことをきっかけに、猫ちゃんをお迎えしようという話になりました。
週末になるとペットショップに行って「ウチの子」になる猫ちゃんを探していたオキさん家族。猫好きな友人にそのことを話すと、ペットショップだけではなく保護猫という選択を勧められます。
それまでペットショップ以外の選択肢を知らなかったというオキさん。友人と離れた後に保護猫について調べてみます。
猫ちゃんが保護される理由は、捨て猫、飼い主の病気、多頭飼育の崩壊などさまざま。誰かがお迎えしなければ、遅かれ早かれ命のお別れが待っています。
そんな現実を知ったオキさん。ペットショップからお迎えすることが悪いわけではないけれど保護猫についてもっと知りたい、しっかりした団体から話を聞きたいと考え、動物愛護センターの保護猫講習会に参加してみることにします。
旦那様と一緒に講習会に参加したオキさん。毎日のお世話をはじめとして、ワクチンや病気の事情、ICチップの管理などの話をみっちり教えてもらいます。
想像していたより厳しいことを言う指導員さん。引き取るための条件や手続きも少なくありません。でもそれは、悲しい過去をもった猫ちゃんに今度こそ幸せになって欲しいから。日々お世話をしている人の話を聞けて、充実した時間になったそうです。
保護猫をお迎えすることを考え始めたオキさん。近くの保護猫カフェに足を運んでみます。そのカフェでは里親希望者は別室に案内され、住まいや収入などプライベートな質問をされます。
安心して預けられる人だと思われたのか、子どもの頃に猫と暮らしていたことを話したからか、兄弟の猫ちゃんを紹介されたオキさん。すぐには答えを出せず、考えさせてもらうことにします。
「この子!」と思う猫ちゃんに出会えないまま過ぎていく日々。そんなとき、動物愛護センターの募集を見かけます。生後6カ月の子猫ちゃんがお目当てでセンターを再訪したオキさん家族。抽選に応募しようとして別の猫ちゃんが目にとまります。
そこにいたのは4歳の三毛猫ちゃん。ケージをのぞき込んだオキさんは一瞬でビビッときてしまいます。話を聞くとその猫ちゃんはネグレクトにあっていたとのこと。「この子を幸せにしたい」と思ったオキさんは子猫ではなくこちらの猫ちゃんに応募。抽選に当たり、お迎えできることになりました。
猫ちゃんの名前は「しらす」ちゃん。キャリーバッグや猫トイレを用意して、お迎えの準備を進めます。
しらすちゃんの引き取りは1週間後。手続きをして手数料を支払います。「幸せになりなね」という指導員さんの言葉を受け止めた帰り道。慣れない車に乗せられたしらすちゃんは大騒ぎです。
引き取った初日は、なるべく今まで通りにしてあげたかったというオキさん。センターと同じフードや、もらってきたニオイ付きのトイレ砂を用意します。
ケージを開けてもなかなか出てこないしらすちゃん。知らんふりをしているとそっと動き出し、家族の近くにやってきます。まだ落ち着かない様子だけど大丈夫。今日からここがお家だよ。
オキさんのTwitterには、すっかり「ウチの子」になったしらすちゃんの写真がいっぱい。オモチャで遊んだり、PCの前を占拠したり、かわいらしい姿を見せています。
しらすちゃんのイラストを使ったラインスタンプ「わりと使いやすい 三毛猫しらすスタンプ」も発売されています。
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