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海外から送られた「謎の種」はブラッシング詐欺かも 米政府機関が見解発表

売上やレビュー件数の水増しか狙いかもしれません。

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 海外から郵送される「謎の種」について、レビュー水増しのため偽の注文をする「ブラッシング詐欺」ではないかという見解を米政府機関が発表しました。

ある日いきなり郵送されてくる「謎の種」(画像は当局のFacebookより)

 米国や英国を中心に、注文していない「謎の種」が海外から郵送されてくる事例が発生しており、送り主の正体やその目的が調査されています。日本でも報告があり、植物防疫所が注意喚起する事態に(関連記事)。米国農務省(USDA)は、この事例について「ブラッシング詐欺」の可能性があると言及しました。

 「ブラッシング詐欺」とは、注文件数やレビューを水増しする偽造オンライン注文のことを言います。ブラッシング詐欺の一例を紹介した海外メディアによると、まず販売業者が、ブラッシング業者(ブラッシャー)に報酬と商品の購入代金を渡します。ブラッシャーは通販サイトで販売業者の商品を注文。販売業者は空の箱やジャンク品などをブラッシャーが入力した住所に発送し、ブラッシャーは商品に高評価のレビューを付けます。

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 「謎の種」がブラッシング詐欺だった場合、ブラッシャーがECサイトから流出した顧客住所や検索などで偶然に見つけた住所を利用し、商品の送り先に使っている可能性などが考えられます。

 米国農務省は「ブラッシング詐欺以外の何かであることを示す証拠はない」としており、収集した種子を検査して、米国の農業や環境に与える影響があるかなどを判断する予定としています。

中身は植物の種のようなもの(画像は当局のFacebookより)
「ブラッシング詐欺」の可能性を提示

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