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トゥルソワ選手、新フリーの”ロミジュリ”に高難度の4回転コンビネーションジャンプを投入 プルシェンコが公開

トゥルソワ先輩のジュリエット、楽しみすぎる。

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 ロシアのエフゲニー・プルシェンココーチが8月11日、フィギュアスケーターのアレクサンドラ・トゥルソワ選手(16歳)の新しいフリープログラムの一部をInstagramで公開。劇作家のウィリアム・シェークスピアによる戯曲「ロミオとジュリエット」をモチーフとしたプログラムで、4回転ルッツ-3回転トゥループの高難度コンビネーションジャンプを含むことが分かりました。


5月にプルシェンコのアカデミーへ移籍したばかりのトゥルソワ選手(画像はエフゲニー・プルシェンコ 公式Instagramから)

 プルシェンコは、トゥルソワ選手が4回転ジャンプと3回転ジャンプを立て続けに跳ぶ動画を投稿し、「アレクサンドラ・トゥルソワ選手のフリー演技『ロミオとジュリエット』から4回転ルッツとトリプルトウループ」とコメント。また、同プログラムは、冒頭に「Kissing You」、続いて「Gentle Night」、最後に「モンタギュー家とキャプレット家」の3曲で構成されることも明らかになりました。

 トゥルソワ選手は、ジュニア時代から4回転ジャンプを跳んでおり、現在は5種類の4回転ジャンプを習得するなど、ジャンプの高い技術とパワフルな演技が特徴。ネットではリスペクト込めて“トゥルソワ先輩”と呼ばれ、2019年12月開催のグランプリファイナルで見せた4回転ジャンプ4種類5本を組み込んだフリープログラムが「鬼構成だ」と話題になりました。また、2020年5月には、ジュニア時代から所属してきたエテリ・トゥトベリーゼコーチの元を離れ、プルシェンコのアカデミーへの移籍を発表し、ロシアのメディアをざわつかせました。

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凄いジャンプ力……(画像はアレクサンドラ・トゥルソワ 公式Instagramから)

 トゥルソワ選手が今回、練習で成功させた4回転ルッツとは、左脚で後ろ向きに滑り、右脚のつま先を氷上にいったん着いてから跳び、反時計回りに回転するという、最高難度のアクセルに次いで2番目に得点の高い4回転ジャンプ。2017年にフィギュアスケートグランプリで羽生結弦選手が成功したことでも話題となりました。そんな大技4回転の直後に3回転を跳ぶトゥルソワ先輩……ハンパない。


美腹筋がまぶしい、トゥルソワ先輩(画像はアレクサンドラ・トゥルソワ 公式Instagramから)

 トゥルソワ選手の華麗なジャンプに、ファンからは「トゥルソワが勝負に出た!」「驚異的だ」「完璧な4Lz-3T!!! 鳥肌立った」など絶賛の声が続々。「ロミオとジュリエット」というテーマの選択にも、「トゥルソワちゃんの気迫と闘志が紡ぎ出すロミジュリか~」「ここに絶対死なないジュリエット爆誕」「最近のロミジュリは、戦闘力高いぜ選手権になってる」など、プログラムの仕上がりの予想も盛り上がりを見せています。

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