JKになった妖怪人間ベラ、「人間になんてなりたくない」と考え直す 実写映画の予告で
ベラにスポットを当てたリブート作は、「全員病んで、全員狂っていく」。
異形の怪物たちの活躍を描いた「妖怪人間ベム」がベースの実写映画「妖怪人間ベラ」が9月11日から順次公開。同作の公式YouTubeチャンネルでは、ベムの「人間になんて、なりたくない」とのせりふから始まる予告編が公開されました。いつの日か人間になれることを夢見ていたはずなのに……。
「妖怪人間ベラ」は、1960年代に放送され人気を博したテレビアニメ「妖怪人間ベム」に登場したベラにスポットを当てたオリジナルストーリーのリブート作品。主人公は、「妖怪人間ベム」の“幻の最終回”を目にしてしまった新田康介で、同じ頃、年齢設定が女子高生となったベムが街に現れ、それをきっかけに人々が狂気にむしばまれていく「全員病んで、全員狂っていく」ホラー作品となっています。救いがねぇ。
新田を演じる森崎ウィンさんは、“歴史ある作品だからこそのプレッシャー”を感じつつも、「人間の本性と向き合い、心の中に潜む妖怪を存分に出し切ったつもりです」とコメント。物語の鍵となるベラを演じるのはモデルのemmaさんで、「鑑賞後はきっと今までみなさまが想像していた妖怪人間を良い意味で裏切る形になるかと思います」と同作についてコメントし、物語は急展開を迎えることも明かしています。
同作の監督を務めるのは映画「貞子3D」(2012年)や、演者の親が4回泣いたとされる快作「ぐらんぶる」(2020年)を手掛けた英勉さんで、脚本は保坂大輔さんが担当。また、歌手のDAIGOさんが所属するロックバンド「BREAKERZ」の新曲「BARABARA」(正式表記は、2文字目の『A』が上下反転、5文字目の『B』が左右反転)が同作の主題歌となっています。
森崎ウィンさんコメント
長い間多くの方に愛された原作を、少し違う目線で覗いてる今作。歴史ある作品だからこそのプレッシャーはありました。人間の本性と向き合い、心の中に潜む妖怪を存分に出し切ったつもりです。是非、劇場で、少しクスッとしながら覗いて頂ければと思います。
emmaさんコメント
<妖怪人間>という長い歴史ある作品の中で、今回この作品に自分がベラとして関われたことを大変嬉しく思っています。ホラーという怖さの中で、その枠に捉われず、人間模様や葛藤、闇が描かれており、時折少し笑える部分もあったり……。ジェットコースターのような急展開に、鑑賞後はきっと今までみなさまが想像していた妖怪人間を良い意味で裏切る形になるかと思います。そして、最後には<妖怪とは何か、人間とは何か>の答えが見つけられるのではないかと思います。この作品をみなさまに観てもらえる日をとても楽しみにしています。
英勉監督コメント
「人間になんてなりたくない」というコンセプトで作って見たら、ぐるぐるで、目がバチバチして、グワーってくる体感チックな映画になりました。キモ楽しいです。笑うところも。
(C)2020映画「妖怪人間ベラ」製作委員会
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