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としまえんの“名物メリーゴーラウンド”に「閉園後も残して」「潰されちゃうの?」と悲しみの声 今後どうするのか聞いてみた(1/2 ページ)
西武鉄道に聞きました。
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8月31日をもって閉園する東京都のテーマパーク「としまえん」について、100年以上の歴史を持つ名物メリーゴーラウンド「カルーセルエルドラド」の行く末を心配する声が上がっています。
カルーセルエルドラドは、1907年にドイツのヒューゴー・ハッセによって作られ、1964年までアメリカの遊園地で稼働したのち、1971年よりとしまえんのシンボルとなった歴史あるメリーゴーラウンド。
アトラクションとして来園者を楽しませるのみならず、木馬やゴンドラに施されたアールヌーボー様式の装飾は、文化・芸術的価値のある作品として高く評価されています。2010年8月には、日本機械学会が認定する「機械遺産」に登録され、次世代に伝えるべき貴重な文化遺産として認められました。
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8月末をもってとしまえんの閉業が決定し、Twitterでは「メリーゴーラウンドも潰されちゃうのかな?」「閉園後も残してほしい」とカルーセルエルドラドの保存を望む声が上がっています。
同園を所有する西武鉄道は取材に対し「歴史的で貴重な文化財ですので、どのような方法で保存・活用していくか検討中です」と前向きなコメント。としまえんは無くなってしまいますが、その象徴であった回転木馬は何らかの形で残り続けるようです。
としまえんの営業は8月31日まで。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染拡大対策として事前予約制の入場制限を実施しており、公式サイトにて日付指定のチケットを販売しています。
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