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新津駅「越後五目ずし」(930円)~越後で「日本国」の頂点に立つ!?

ふたを開けると彩り華やか。紅鮭、山せり、えび、いくら、山ふき、5種類の越後の味がギュッと詰まった五目ずし!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】(初出:2020年5月4日)


E2系新幹線電車「とき」、上越新幹線・浦佐~越後湯沢間(2019年撮影)

越後の山並みをバックに魚沼盆地を行く、上越新幹線「とき」号。

現在は、10両編成のE2系新幹線電車が主力です。

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昭和37(1962)年、上野~新潟間の在来線特急として運行を開始した「とき」。

昭和57(1982)年の上越新幹線開業と共に、新幹線の愛称に昇格してから38年。

早いもので、新幹線になってから、在来線時代の倍近い時間が経とうとしています。

(参考)新津鉄道資料館ホームページ


JR浦佐駅前・田中角栄先生像(2019年撮影)

上越新幹線と切っても切り離せないのが、やはり田中角栄元総理大臣の存在。

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きょう5月4日は、大正7(1918)年に田中角栄元総理が生まれた日でもあります。

功罪ありながら、“コンピューター付きブルドーザー”の異名と共にその「決断力と実行力」は、いまも高い評価を受けている元総理。

もしもいま、田中内閣だったら、疫病に対して、どんな対応を取ったか興味深いものです。

(参考)田中角栄記念館ウェブサイトほか


日本国登山道入口(新潟県村上市、2014年撮影)

日本国登頂証明書(2014年撮影)

田中角栄元総理は、尋常高等小学校卒業で内閣総理大臣に登り詰めたそのストーリーが、いまも多くの人を惹きつけていますが、「日本国」の頂点に立つだけなら、じつは誰でも可能。

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新潟と山形の県境には、「日本国」という名前の、標高555mの山があります。

麓の村上市小俣地区では「日本国登頂証明書」(500円)も発行されており、例年5月5日には山開きイベントも行われています(2020年は中止、不要不急の登山は避けましょう)。

(参考)村上市・新潟県ホームページ、


越後五目ずし

山あり海あり、豊かな自然のなかで、ユニークな人たちを生み出している越後・新潟県。

そんな越後の味がギュッと詰まっている駅弁といえば、明治30(1897)年創業、新津駅前「神尾弁当部」が製造している「越後五目ずし」(930円)かもしれません。

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孟宗竹をモチーフとした竹型容器を使用するロングセラー「さけずし」の姉妹品。

もちろん、この駅弁も神尾弁当部の「ネットオーダー(通信販売)」に対応しています。


越後五目ずし

【おしながき】

  • 酢飯(新潟県産米)
  • 紅鮭酢漬け
  • えび酢漬け
  • いくら醤油漬け
  • 山せり漬け
  • 山ふき漬け
  • ガリ
  • 醤油

越後五目ずし

ふたを開けると、酢の香りと共に彩り華やかなお寿司が現れました。

紅鮭、山せり、えび、いくら、山ふきの5種類の具が、新潟県産米を使った酢飯に、彩りよく載せられており、文字通りの「五目ずし」!

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鮭・いくら・海老ともに、新潟の魚介系弁当では、いずれも欠かせない食材。

味にバリエーションがあるので、1人でも十分に完食できるのが嬉しいものです。


E653系電車・特急「いなほ」、羽越本線・勝木~府屋間

神尾弁当部の「ネットオーダー」は、口座への入金が確認され次第の発送となりますので、休み中のオーダーは連休明け以降のお届けとなりますが、それでも、「通信販売」によって新潟の味を東京で味わえるのは、本当にありがたい限り。

ふるさとへの帰省が叶わなかった方、旅行が叶わなかった方、「母の日」の贈り物などにも、自宅にいながら、さまざまな形で「駅弁の通信販売」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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