「好きな人を見ると目の色が変わる女の子」が恋する相手は? 両片思いなすれ違いラブコメ漫画にもどかしさと尊さがあふれる
目は口ほどにものを言ってる。
好きなもののことになると、文字通り“目の色が変わる”女の子を描いたラブコメ漫画に、ツッコミたい気持ちと尊さのせめぎ合いに陥ります。作者は『ツギハギクエスト』などを手がける漫画家の笠間三四郎(@kasama346)さん。
「好きなもののことになると目の色が変わる」という慣用句がありますが、主人公が片思いしている隣の席の一色さんは、比喩でもなんでもなく、好きなものを見ると本当に目の色が変わるそうです。
しかし彼女の真っ黒い目がどんな色に変わるのか、彼は実際に見たことがありません。彼女はほとんど言葉を口にしないので、目の色から好きなものを知ってアプローチしたいと思っていたのですが……。
一色さんを下の名前で呼ぶイケメンがクラスに来た瞬間、なんと彼女の目の色が澄んだ翡翠(ひすい)色に変わったのです。自分を見るときとまったく違う目の色をした一色さん。ショックで落ち込むしかありません。
ところがこのイケメンは一色さんのお兄さん。忘れ物を届けに来たついでに、妹に忠告しました。「あれじゃ惚れてるのバレバレだぞ? 目の色が真っ黒に変わってたからな」――つまり一色さんの目は普通は翡翠色で、大好きな隣の席の彼を見るときはずっと黒に変わっていたのです。
黒髪の子の目は黒である、という固定観念を利用した漫画に、読者から「そっちか!」の声が続出。同時に、実際は両思いなのに目の色のせいですれ違う2人に「尊い」の声が多く届いています。
2人のすれ違いは、続く2話でも。片思い(と思い込んでいる)相手の一色さんが目を合わせてくれなくなり、主人公は戸惑いを隠せません。お兄さんから、隣の彼を見ることは告白しているのと同じで、「好きでもない人から年がら年中告白されるのは地獄」と注意されたので、一色さんは目を合わせないようにしていたのでした。
いろいろ考えあぐねた結果、思い切って一色さんに話しかけてみた主人公ですが、一色さん自身はフラれるのかもと思って彼を拒否してしまいました。まったく意図が通じ合わず、進展するのにとても時間がかかりそうな2人。目は口ほどにものを言っているんだから、早く目の色の真相を教えてあげて。
画像提供:笠間三四郎(@kasama346)さん
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