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「ドコモ口座使っていない」「携帯がドコモじゃない」から大丈夫ではない ドコモ口座不正出金、提携銀行に口座がある人は確認を

被害のあった銀行に口座を持っている人は要確認。

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 NTTドコモは9月10日、電子決済サービス「ドコモ口座」を使用した不正出金事件を受け、ドコモ口座と提携している35銀行全てで同サービスの新規利用登録を停止しました。

 ドコモ口座は、銀行口座を登録してチャージを行うとスマートフォンなどの端末で送金やショッピングが可能になるサービス。今回の犯人は、サービスを悪用し、他者になりすまし、その銀行口座をドコモ口座に紐付けることで不正出金を行っています。


「ドコモ口座」不正出金の仕組み

 犯人の手口は調査中で未だ明らかになっていませんが、ドコモ側、銀行側ともに、銀行口座の連携や出金に必要な本人確認のシステムが十分でなかったことが大きな問題だと言えるでしょう。

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 現在、ドコモ口座関連の不正出金があったと発表されているのは、イオン銀行、大垣共立銀行、紀陽銀行、滋賀銀行、七十七銀行、中国銀行、東邦銀行、鳥取銀行、みちのく銀行、ゆうちょ銀行の10行。9日までに、34口座で約1000万円の被害を確認しています。

 35行ある提携銀行の中でも、ネットバンキングでの出金時に口座番号、暗証番号のほか、パスワードカードを使った二要素認証を導入している銀行では現状不正出金を防げているようです。

 今回の不正出金は、被害者本人がドコモ口座を使用していなくても被害にあったというケースをNHKニュースが報じるなど、提携銀行に口座を持っていれば被害にあう可能性があるのが特徴。

 まず、サービス名が「ドコモ口座」のため勘違いをしやすいのですが、サービスの利用にはドコモのユーザーである必要はありません。そのため、出金時の認証が十分でない銀行に口座を持っていれば、誰でも被害にあう可能性があると言えるのです。

 被害のあった銀行を中心に、提携銀行に口座を持っている人は、自分の口座が攻撃されていないか確認をとるのが良いでしょう。

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 ドコモは今後、オンラインで本人確認を行う「eKYC」やSMS認証を導入し、サービス再開の時期を検討するとしています。

※価格は記事掲載時点のものとなっています



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