ニュース

「投げ銭は最高5ドルまで」 世界的な人気ゲーム実況者の決断に反響(1/2 ページ)

「相応のリアクションをしなければ」と、高額な投げ銭が重荷になっていたそうです。

advertisement

 Twitchで活躍するゲーム実況者のpokimane@pokimanelol)さんが、自身のチャンネルへのビッツCheering(いわゆる「投げ銭」)に5ドル(約520円)の上限を設けると発表しました。それまで応援をしてくれたファンに謝意を述べつつ、「気前の良い人は成長中のチャンネルや慈善団体の支援、自分自身にお金を使ってください」とコメントしています。

配信者にとって投げ銭は多いに越したことはないはずですが、そこをあえて少額に制限

 pokimaneさんはTwitchのフォロワーが600万人を超えるトップクラスの配信者で、それだけに高額な支援が寄せられる機会も多々あります。うらやましい話ではありますが、むしろ彼女とってそれは重荷になっていたと、海外メディアPolygonは報じています。

pokimaneさんのTwitchプロフィール。最近の配信タイトルは「APEX LEGENDS」

 彼女は高額な投げ銭を受けるたびに、視聴者の期待に応えねばと気負っていた様子。しかしうまく期待に応えたり、相応なリアクションができていないと感じていて、気まずい思いをしていたといいます。

advertisement

 そこで実況用ツール提供会社のStreamlabsへ協力を求め、投げ銭に制限をかける仕組みを設定。同社も投げ銭を増やすための相談こそあれ、減らす要望を受けたのは初めてだったとPolygonに語っています。

 pokimaneさんの決断は大きな反響を呼び、ファンや配信者の賛意に迎えられました。日本でも「人気者には人気者の悩みが」「多くのファンを大切にする良い判断」など、好意的な意見が上がっています。

 なお彼女はTwitchと複数年契約を結んでおり、投げ銭に頼らず活動できるという背景もあります。ゆえに「彼女の立場だからできるのであって、これが標準化されると後進がつらいのでは」との指摘もあります。とはいえ、投げ銭のインフレが配信界隈(かいわい)を不健全にするといった懸念も多く、「トップがこういう決断ができるのは業界にとって良いこと」と、おおむね好評のようです。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. そうはならんやろ “0円の画材”と“4万円の画材”、それぞれでジョーカーを描いてみた結果に驚き【海外】
  2. マクドナルド、兎田ぺこらとのコラボ匂わせ→斜め上の解釈で生まれた“架空のキャラ”に爆笑 「それにしか見えないw」
  3. 「ジオング」を“貴婦人風”に徹底アレンジした結果…… 2年がかりの“超大作3DCG”に反響 「立体化してほしい」
  4. 心身不調の壇蜜、1年の“30%以上が入退院”な難事に本音吐露 次々襲うネガティブ変化に「難所は多種多様」「長生きって難しい」
  5. 100均のクッションゴム、まさかの使い方に目からウロコ 家中の“プチストレス解消法”に「思いつかなかった!」「これはすごい」
  6. 「普通に失礼だとか思わないんかな」 小浜線公認キャラの展示パネルを覆うように“貼り紙”で謝罪 観光協会「不快な思いをさせた」
  7. 売上7億円超の人気漫画『小悪魔教師サイコ』作画家・合田蛍冬氏が出版社を提訴した訴訟が和解 同一原作の後発漫画が出版されトラブルに 出版社は謝罪
  8. 大竹しのぶ、お別れ近づく“孫娘”と笑顔のペアルック 10年後の17歳でも「私達の事覚えていてくれるかなぁ」
  9. 患者から「相談しづらい」と言われた男性医師が決断→イメチェンした爽やかな姿に「うぇ!? 同じ人!?!?」「髪型変えると表情も変わる」
  10. 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】