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デカすぎるチーズに、感謝の気持ちを込めて! 発売66周年を迎えた超定番「6Pチーズ」の歴史が深かった

「日本人にも食べやすい味のチーズを」という思いから誕生していた、ロングセラー商品。

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 スーパーやコンビニで見かける、チーズの定番「6Pチーズ」。おやつや朝食によく食べているという人、子どものころに給食で食べていたという人、家族の好物でよく買っていたという人……これまでの人生のどこかで、一度は触れてきた記憶のある人が多いのではないかと思います。それもそのはず、「6Pチーズ」は今年で発売66周年を迎える超ロングセラー商品なのです。

 ねとらぼ編集部では雪印メグミルクさんの本社にお伺いして、「6Pチーズ」の歴史と意外な豆知識、すぐ試したくなる超簡単アレンジレシピなど、今回さまざまなお話を聞いてきました。記事の最後には、“デカすぎる「6Pチーズ」”クッションプレゼントのキャンペーン情報もありますよ~!


雪印メグミルク本社内の「チーズルーム」なる部屋 

雪印メグミルク チーズアカデミー認定「チーズ・アドバイザー」、「6Pチーズ」担当の塚本さん。肩書きから完全に“チーズガチ勢”である

66年前、チーズは「裕福な層が食べる、ハイカラな食べ物」だった

――「6Pチーズ」といえばチーズの定番という印象はありますが、66年も前に発売していたというのは驚きでした。発売当時、チーズという食べ物は人々の間で一般的なものだったのでしょうか。

塚本さん: チーズなどの乳製品が国内で大規模に製造・販売されるようになったのは、戦後になってからです。「6Pチーズ」が発売したのは、まさに日本でチーズが流通し始めて間もないころでした。包丁で切り分けて食べるブロックタイプのチーズが主流だった時代に、一口で食べられる個包装のチーズとして登場した画期的な商品だったんです。

 「6Pチーズ」は、製造方法も価格も当時からほとんど変わっていません。発売当時の価格は170グラムで170円……つまり、当時の人々にとっては“いいお値段”の商品だったと思います。


ほぼ現在と同じ見た目でも、当時は裕福な層が食べるハイカラな食べ物だった

――かつては牛乳といえばそのまま飲むしかなかったのが、戦後に欧米の食文化が広がっていき、チーズやヨーグルトなどの乳製品も次第に浸透していった……というイメージでしょうか。

塚本さん: そうですね。食品販売の中心が個人商店からスーパーに移っていき、加工製品が流通しやすくなっていったというのもあると思います。ただそもそも、日本で一般的に牛乳が飲まれるようになったきっかけが、戦後に学校給食で牛乳が出されるようになったことだと言われていますね。

――ええっ! 牛といえば日本でも古くから人間と暮らしている印象があるので、牛乳もずっと飲まれていたようなイメージがありました。縄文時代くらいから(笑)。

塚本さん: 縄文時代(笑)。一般人の間で牛肉が食べられるようになったのは明治時代以降のことです。牛乳を飲む習慣が広まったのはさらに後のことですから、日本におけるチーズや牛乳の歴史自体が、そこまで長いものではないんです。

 牛乳や乳製品をずっと口にしてきた欧米の人々と日本人では、食の好みも違っていました。そこで、デンマークでチーズ製造の技術を学んできた当時の技術者が、日本人にも食べやすい味のチーズを作ろうと研究を重ねて開発し、昭和9年に発売したのがブロックタイプの「北海道チーズ」でした。そして戦後、その技術を受け継いで昭和29年に発売されたのが「6Pチーズ」だったんです。

――そうだったんですね……! ということは、日本人にとって「チーズってこういう味」というイメージを最初に作っていたのが、雪印メグミルクさんの「6Pチーズ」だったんですね。

塚本さん: 品質やおいしさの維持のために材料の配合を多少変えることはあっても、基本的な製造方法は66年間で変わっていません。おかげさまで、どの世代の方が召し上がっても「チーズの味ってこれだよね」と思っていただけるような商品になりました。

「6Pチーズ」のPは、PieceのPじゃない!? 実は知らない「6Pチーズ」トリビア

――一度お聞きしてみたかったのが……「6Pチーズ」が、円形を6ピースに分けたあの形であることの理由ってあるんでしょうか。

塚本さん: たまたまと言ってしまってはなんですが……製造にあたって最初に輸入して使用していたスイス製の機械が、あの「6P」仕様になっていたからです。四角ではなく円を切り分けた形だったのは、チーズの形=円形というイメージが当時から大事にされていたからだと思います。

 それと実は、「6Pチーズ」のPは「Piece(かけら)」ではなくて「Portion(一部、部分)」のPなんですよ。一口サイズの個包装で販売しているタイプのチーズのことを、私たちメーカーではポーションチーズと呼んでいます。

――これまでずっと「Piece」だと思い込んでいました。ポーションチーズという名称は聞いたことがありますが、そういう意味だったんですね。

塚本さん: なかなか知らない方が多いと思います。さらにもう一つ豆知識をお伝えすると、「6Pチーズ」の読み方は、正式には「ロッピーチーズ」なんです。


パッケージ側面をよく見たら、ふりがながちゃんと振ってあった

――そんな……! 取材前の打ち合わせで「ロクピーチーズ」と言ってしまっていたかもしれません。大変失礼いたしました。

塚本さん: ロクピーと言われることが多いんですが、正式名称は……一応こだわりなんです(笑)。

現代でも通用する、66年前とほぼ変わらない秀逸なパッケージデザイン

塚本さん :今回は「6Pチーズ」66周年の取材ということなので、過去に販売していた商品のパッケージを社内から特別に持ってきました。

――すごい! ありがとうございます!!


たくさん並べると、花のようでかわいらしい!

北海道みやげのパッケージも発見。レアモノ感がすごい

「6Pチーズ」は「ロッピーチーズ」。では「8Pチーズ」は……?

――こうして見ると、フレーバーのバリエーションや限定パッケージなど、いろいろな商品が登場していたんですね。

塚本さん: はい。ただ配色の一部を変えることはあっても、基本的なデザインを大きく変えることはしていません。特に王道の「6Pチーズ」のパッケージは、デザイン・配色ともにほとんど変わることなく現在の商品まで継承されてきました。


雪印メグミルク社内に現存した、「6Pチーズ」の歴代パッケージたち

――中が見えるスチロール製のパッケージだった時代から、現在の紙製パッケージに至るまで、本当にほとんど変わらないデザインですね!

塚本さん: はい。いつ見ても古さを感じないという点が、このパッケージデザインの良いところだと思います。

――古いと感じたことは、たしかに一度もないですね。同じパッケージで販売し続けてきたことで、結果的に“「6Pチーズ」はこのパッケージ”というイメージを世間が持つようになったというのもありそうです。

塚本さん: このパッケージで2018年にはグッドデザイン賞を受賞することもできました。これから先も、この丸い形とパッケージデザインは変えずに守っていきたいです。


グッドデザイン賞も受賞した、「6Pチーズ」のパッケージ

そのほか現在販売中のシリーズ商品たち。配色は少し異なるものの、見ればすぐに「6Pチーズ」シリーズだと分かる

中の人「毎日エゴサしまくっています(笑)」 SNSで次々生まれるアレンジレシピ

――「6Pチーズ」の「中の人」ともいえる塚本さんですが、やっぱり普段の食事でもチーズをよく食べているのでしょうか?

塚本さん: やはりチーズを知るためには、チーズを食べるところから始めないといけないですから。最近は、「6Pチーズ」を生ハムで巻いて食べるのがマイブームです。 

――絶対おいしいやつだ……!

塚本さん: 生ハムに巻くというアイデアは、Twitterでよく見かけて気になったので試してみたんです。個人的にかなりハマってしまい、何回もリピートして食べています。

「中の人」がガチハマりしているという、生ハム巻きアレンジ

 SNS上では、皆さんのおすすめの食べ方やアレンジレシピなどがたくさんアップされています。なので「6Pチーズ」でエゴサしまくっていて(笑)気になったものはどんどん試してみています。

――エゴサしまくってるんですね(笑)。たしかに、「6Pチーズ」ならアレンジせずにそのまま食べてもいいし、料理に追いチーズとしてトッピングすることにも使えるし、食べ方の幅が広そうです。

塚本さん: メーカーの私たちでも思いつかないようなアレンジレシピに出会うこともありますよ。最近見かけて驚いたのは、「6Pチーズ」をお米と一緒に炊いてしまう“「6Pチーズ」炊き込みご飯”です。すぐにレシピ考案者の方に連絡を取って許可を頂き、雪印メグミルクの公式サイトなどでもレシピを紹介させていただきました。


リゾットのような味わいで絶品だという“「6Pチーズ」炊き込みご飯”。レシピはこちらから

――試してみたすぎる~。しかし今日は、もっと簡単に「10秒でできる」アレンジレシピがあると伺ってきたのですが……?

塚本さん: そうなんです。この冬は、「6Pチーズ」を電子レンジで10秒チンしてから食べる「とろッピ~」という食べ方をオススメしているんです!

電子レンジで10秒チンするだけ「とろッピ~」 磯辺風、ピザソース、はちみつも合う!

――「6Pチーズ」をレンジでチンする……おいしそうですが、溶けてしまわないのでしょうか?

塚本さん: 電子レンジで少し加熱したり、フライパンで軽く焼いたりするくらいであれば、原型をとどめたまま食感だけをとろっとさせることができますよ。

 耐熱皿にのりやクラッカーなどを置き、その上に「6Pチーズ」を乗せ、600Wの電子レンジで10秒加熱するだけの食べ方が「とろッピ~」です。今日は「とろッピ~」の味変アレンジをいくつか用意したので、まずはぜひこちらを食べてみてください。

※加熱時の目安のワット数は600Wです。加熱時間はレンジによって異なりますので加減してください。また、10秒は1個当たりの加熱時間の目安なので、同時に複数個を加熱する場合は加減してください。

※個包装のまま電子レンジにかけないでください。

※やけどに十分ご注意ください。


電子レンジの機種や、同時に入れるチーズの個数によって加熱秒数を調整します

チーズがとろけたら完成(すぐ完成する)。いただきます!

――おいし……おいしい!! 「6Pチーズ」の食べ応えはそのままに、とろみが出たことで味に深みが増した気がします。そのまま食べるおやつとして「6Pチーズ」は元から好きでしたが、10秒チンするだけで「別の食べもの」になったような気がします。

塚本さん: 良かったです。のりやクラッカーに乗せているので、手でそのまま持って食べられますし、とろっとした食感が大人だけでなくお子さんにも喜んでもらえると思います。火を使わないので、お子さんと一緒に作って食べるといったシーンにもオススメです。

――のりやクラッカーがチーズより大きければ、溶けた「6Pチーズ」がお皿にこびりつくこともないし、洗い物もかなり楽かも。

塚本さん: 大人の皆さんにも楽しんでいただけそうな、おつまみ向けのアレンジもあります。こちらもぜひ食べてみてください。


のり×食べるラー油。ビジュアルから伝わる「酒のつまみ」感

クラッカー×ピザソース。こちらは一気にイタリアンな雰囲気に

――これ……居酒屋で出てきてもおかしくない味ですね。食べるラー油の方はラー油の辛さとチーズのまろやかさがマッチしてますし、ピザソースの方はほぼピザ。ピザのチーズの割合だけを極端に上げたやつという感じで、チーズ好きにはたまらないでしょうね。

塚本さん: 最後に、こちらも試してみてください。


クラッカー×はちみつ×ミックスナッツ。スイーツ風のアレンジで締める

――ミックスナッツがいいアクセントになっていて、塩味と甘さのバランスが絶妙ですね……! もうこれ、オシャレなBARで出てくる味だ。

塚本さん: どれも簡単に試していただけるアレンジなので、ぜひご自宅でもやってみてください。

「幸せのおすそ分けです」 見つけるとちょっとうれしくなる、「6Pチーズ」の66周年キャンペーン

――「6Pチーズ」の発売66周年を記念してキャンペーンを実施されるとのことですが、こちらはどんな内容になるのでしょうか。

塚本さん: 長年ご愛顧いただいてきたお客さまへの感謝の気持ちを伝えたいと思い、「幸せのハート6Pみつけよう」というテーマでパッケージに小さな仕掛けを用意しました。

 こちらが期間限定で生産している、発売66周年を記念したパッケージです。「6Pチーズ」66thと書いてあるほか、枠外の小さな文字も読んでみてください。


〈要冷蔵〉10℃以下、感謝66年分!

塚本さん: そして、このパッケージを開けると……。


左が通常パッケージ、右が66周年限定パッケージ

――わあ! 中の個包装ラベルがハート仕様になってるんですね!

塚本さん: そうなんです。今回お持ちしたのはサンプルなので6個とも「幸せのハート6P」になっていますが、実際はハート6Pが入っているか、何個入っているかというのは開けるまで分からない仕様になっています。だからこそ、入っているのを見つけたら「ちょっとうれしい」気持ちになってもらえるかなと思っています。

――なるほど。見つけたらうれしい反面、1個しか入っていなかったら少し悲しくなってしまうかもしれません……。

塚本さん: 限定パッケージは、ふたの裏に「みつけよう! 幸せのハート6P」という、プチ占いのようなメッセージも用意しているんです。ハート6Pが1個しか入っていなかったり、あるいは1個も入っていなかったりしても……気を落とさずに、ぜひこのメッセージを読んでみてください。


ハート6Pが0個か1個だった人も、メッセージをよく読むと「しあわせ」が見つかるかも……?

塚本さん: もしもハート6Pが1個でも入っていたら、ぜひ写真を撮ってください。「6Pチーズ」の公式Twitterアカウント@6Pofficialをフォローして、ハッシュタグ「#ハート6P」をつけて写真をツイートすると、抽選で66名様に66周年限定「とろッピ~」クッションが当たるキャンペーンも実施しているんです。

――「とろッピ~」クッション、ですか?

塚本さん: はい。こちらです!


Twitterキャンペーンでもらえる、66周年限定「とろッピ~」クッション

――でかっっ!!!

塚本さん: 持つのも一苦労です(笑)。

――でも、すごく触り心地がいいですね。人をダメにする「とろッピ~」だ……。

塚本さん: 実は去年、通常デザインの「とろッピ~」クッションのプレゼントキャンペーンを実施したところ、予想以上の大人気で応募が殺到したんです。なので66周年の今年は、「幸せのハート6P」デザインで再登場させることにしました。


チーズのラベルに見立てたクッションカバー。中身はチーズをイメージした黄色

――大きさには驚きましたが、この触り心地とデザイン……このクッションが当たったら、かなりうれしいと思います。

塚本さん: ありがとうございます。ハート6Pを見つけたり、「とろッピ~」クッションが当たったりすることで、皆さんが少しでもうれしい気持ちになってくれたらいいなと思います。

 「6Pチーズ」をご愛顧いただいているお客さまへ、発売66周年であることを伝えるためにどうしたらいいのかと考えていたのですが……「いつもありがとう」と一方的に言うことは、私たちのひとりよがりな視点になってしまうような気がして。なので、「6Pチーズ」とともに66年歩んでくることができて、私たちは本当に幸せですという素直な気持ちがあったうえで、「私たちから皆さんに、幸せな気持ちのおすそ分けです」という思いで今回のキャンペーンをさせていただいています。

「幸せのハート6P」 Twitter キャンペーン概要

■応募期間

 2020年11月11日(水)10:00~2020年12月 22日(火)23:59 ※第1回は11月11日(水)10:00~11月17日(火)23:59、第2回以降は各週(水)0:00~翌週(火)23:59までを1回の応募期間とし、計6回に分けての抽選を行います。11月11日(水)9:59までの投稿は、第 1 回の抽選対象とさせていただきます。

■賞品・当選者数

 66周年限定!「幸せのハート6P」デザインの「とろッピ~」クッション(「6Pチーズ」型ビーズクッション) 各回抽選で 11 名様、計 66 名様

■応募条件

 日本国内にお住まいの方で、応募規約に同意していただいた方、かつTwitter アカウントをお持ちで非公開設定されていない方

■応募方法

 【1】「6Pチーズ」公式Twitterアカウント(@6Pofficial)をフォローしてください。 (すでにフォローいただいている方は不要です)

 【2】期間内に「幸せのハート6P」の写真を撮って、ハッシュタグ「#ハート6P」をつけて投稿してください。


 「6Pチーズ」66年分の歴史、そして雪印メグミルクさんからの“幸せのおすそ分け”がこめられているハートの「6Pチーズ」。スーパーやコンビニで見かけたら、手に取ってみると「ちょっとうれしい」気持ちになれるかもしれませんよ。

提供:雪印メグミルク株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2020年11月17日

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