アダルト動画サイトPornhub、未認証ユーザーの投稿動画をすべて公開停止 児童虐待動画などが投稿されていると報道を受けて
認証していない投稿者のアカウントを停止したと発表。
ポルノサイトPornhubは、先日公開した新しいポリシーに従い、認証されていないアカウントを禁止措置(BAN)したと発表。それに伴い、BANされたアカウントが投稿した動画はすべて一時停止扱いとなり、非公開となりました。
Pornhubはポルノ動画を取り扱った動画投稿サイト。無料で利用できますが、課金することで独自コンテンツにアクセスする権利などを得られます。
12月4日にNewYorkTimesが、Pornhubには未成年の性的虐待やレイプなど問題がある動画が公開されていると指摘した記事を公開し、Pornhubのプラットフォームとしての立場を非難しました。またPornhubとあわせて、マスターカードやビザ、アメリカンエクスプレスといった決済企業の具体的な名前が挙げ、協力していると指摘しました。
マスターカードは報道を受けて、Pornhubの運営会社MindGeekとの取り引きを見直していると報じられました。また、同じく名前が挙がっていたビザも、調査に乗り出していると報道されています。
各種報道を受けて、Pornhubは新たにポリシーを設立。認証された投稿者だけの動画を公開することを発表しました。また「ダウンロードの禁止」「チームを設立して違法コンテンツを自己監査する」なども施行し、違反コンテンツの取り締まりを強化。プラットフォームとして、問題がある動画を閉め出すことに強い姿勢を示し、今回の実施に至りました。
問題のある動画の対処に前向きな態度を示しつつも、Pornhubは「アダルトコンテンツを取り扱うサイトなのでやり玉にあげられている」として、非難に反論しています。
動画の非公開扱いの報告とあわせて、TikTokやYouTubeなどの動画投稿サイトが未だに設けていない制度にいち早く着手したことも強調。また、Facebookは8400万件の児童性的虐待に関する要素があったと報告した同時期に、第三者機関が行った調査でPornhubでは同様の出来事が118件だったといいます。
「118件であっても非常に多いため今回の措置を取るに至った」と言及していることから、投稿される動画に問題があるのは他のプラットフォームも同様だと主張していることがうかがえます。
なお、NewYorkTimesの記事に対してMindGeekは「無責任であまりにも不正確だ」と述べています。
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