彼女の書き初め「夢」→「出世」→「甲斐性」→「だらだら生きてるだけ」 ……あ、これ俺に言ってるんだなと気づく漫画「ぼくの彼女、ヤバにゃん」(1/2 ページ)
彼女に斜め上からディスられる。
彼女が書道をしたというので見てみると、「夢」という字のほか「出世」「甲斐性」といった文字列が。あれ、もしかして……。あ、もしかしてこれ、俺に言ってる? ごめん、来年から本気出す。ギャグ漫画「ぼくの彼女、ヤバにゃん」で描かれた、遠回しに彼氏に発破をかける術(すべ)でした。
ヤバにゃんと彼氏のタマくんの日常をとらえたギャグ漫画「ぼくの彼女、ヤバにゃん」。InstagramをはじめSNSを中心に展開されている人気シリーズです。作者は、そろそろ谷川さん(@srsr_TANI)。世の中の「理不尽」を「平気平気!」の精神で乗り越えるOLを描く「耐え子の日常」と同じ作者さんです。
ある日のこと。「ごめん! ヤバにゃん」とタマくんは彼女に謝ります。何事かと聞いてみれば、タマくんはどうしても欲しかったゴルフのクラブを買っちゃったとのこと。
「そんなの全然いいよ」。意外にもヤバにゃんは、すぐに許してくれます。と思えば「わたしこそごめん」と続けます。え、どうしたの? 「そのクラブ、売っちゃった。遊ぶ金欲しさに!」。うん、お互い正直でよろしい(?)
さらに別の日。ピンポーン! 玄関のチャイムが鳴ります。「タマくん出て~!」と彼氏に頼むヤバにゃん。だってスマホで動画見るのに忙しいし。
と、またピンポーン。「早く出てよ!」とヤバにゃんもいらいらが募ります。ピンポンピンポーン! もう、なんで出てくれないのよ! と怒り心頭になって彼女は気付きます。「あ、そうか」
ガチャリとドアを開けると、そこに立っていたのはタマくん本人なのでした。そうだそうだ。タマくんは働きに出てたんだった。ずっと家でダラダラしてたヤバにゃんは、さすがに優しくタマくんを迎えるのでした。
そんな彼女に心理テストを出すタマくん。「森のなかで動物と出会いました。どんな動物ですか?」。
するとヤバにゃん、「森なんて行ったことないし、日本だったら動物の種類も限られてるでしょ」とのお答え。で、これでなにが分かるの? とヤバにゃん。すると「あなたは面倒くさい人間です」と、タマくん。もう本を見なくても分かるよね。
というような感じで、なんだかんだ2人の暮らしを楽しんでいる様子のヤバにゃんとタマくん。ヤバにゃんがタマくんに抱いている「期待」はとっても大きいけれど、タマくんも彼女に日々鍛えられて、きっとストレス耐性のある大物になるんじゃないかな。
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