2歳の猫ちゃんに保健所の掲載期限がせまる―― 家族にむかえられるまでを描いたレポ漫画に心があたたまる(1/2 ページ)
よかった……!
ネコを保健所から引き取った話が漫画でInstagramに投稿されています。
すでにネコの「まう」ちゃんと暮らしていたたにぐっち(@tanigu_chi0918)さん。まうちゃんと遊んでいる最中、ふと「猫もう1匹居てもいいんじゃなかろうか」と思います。当時1人暮らしだったたにぐっちさんは、家を空けるときも多く、「もう1匹いればまうちゃんも寂しくないのでは」と考えたのです。
しかしネコ同士のトラブルの話を聞き、決断できずにいたたにぐっちさん。まだ結論はでないものの、気付けば保健所の里親募集ページを見るようになりました。
数匹の子ネコが掲示されている中、1匹だけ推定年齢2歳の成猫が。写真にうつる茶トラちゃんは、おびえて尻尾が丸まっています。これがのちにたにぐっちさんに家族として迎えられ、愛情いっぱいにすくすくと育っていくネコの「にゃう」ちゃんとの出会いでした。
まだ2匹目のネコを飼う決断ができないまま、たにぐっちさんは掲示されている子ネコたちに里親が見つかり、「譲渡済み」と更新されていく様子を見届けるのが日課になっていきます。
しかし子ネコたちの里親が次々と決まっても、成猫のにゃうちゃんだけは残っています。「掲載期限あと5日」「あと3日」と掲載期限がせまっていき……、ついに「掲載期限:本日」に。たにぐっちさんは、たまらず保健所に電話をかけたのです。
保健所から「掲載期限が切れても、すぐに殺処分されるわけではない」と聞いたものの、たにぐっちさんはにゃうちゃんをまずはトライアルで引き取ること。連れてこられたにゃうちゃんは「んぎぃ」とかすれがちなハスキーな声色。たにぐっちさんは、「とてもきれいだけど人見知りがひどい」と説明を受けました。
にゃうちゃんの人見知りは、動物病院に行ってもおびえすぎて獣医師さんが診療を断念するほど。たにぐっちさんは、保健所の担当の人から「なでられるのが好き、トイレで砂飛ばしちゃうかも」「保護した時はガリガリで毛並みも悪くて」というお話も聞きました。「かすれた声は、これまで大変な経験をしたから、鳴きすぎて枯れてしまったのかも……」と、にゃうちゃんの苦労をしのぶたにぐっちさんなのでした。
人見知りが激しかったにゃうちゃんも、たにぐっちさん家族の愛情を受け、今ではたにぐっちさんの娘さんの面倒をよく見てくれるなど、優しく穏やかな猫ちゃんに。にゃうちゃんの幸せな様子や、続きのお話はたにぐっちさんのInstagramアカウント(@tanigu_chi0918)でチェックすることができます。
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