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「息子が異世界転生したっぽい」 死んだ子どもを追う母と付き合わされるラノベオタを描く漫画のラストが号泣展開(1/2 ページ)

異世界ははるか遠く、現実世界は厳しい。

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 「私の息子が異世界転生したっぽい」――。高校の元同級生から突然こんなことをいわれる1人のラノベオタクを描いた漫画が、涙なしには見られない展開で人気となっています。転生した若者たちの裏で、親たち遺族は現実世界を生き続ける……。

えぇ……

 ろくに話したこともない元同級生「葉山美央」から突然電話で連絡を受けた、35歳の社会人「堂原智田」。17年ぶりに再会すると、堂原は美央から「3カ月前に息子が車でひかれて死んだ」「でも死んだんじゃなくて異世界転生ってやつだと思ってる」と相談を受けます。とっぴな話に理解が追い付かない堂原。

譲らない美央

 美央いわく、息子は友達が少なく、いつも静かにラノベを読んだりやアニメを見ていたとのこと。息子の死後部屋を整理しているときに本棚のラノベを見つけ異世界転生ものをたくさん読んだ美央は、息子もあっちに行ってしまったと分かり自分も行く方法を探しているというのです。

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 突然子どもを失っておかしくなってしまったのか……と状況を理解した堂原。しかしその瞬間、ガチギレた顔になった美央「お前いま私の頭がイカれてるって思ってるだろ」。堂原「おおおおおおお思ってないです」。

こわい

 そして、そのまま堂原の家に直行する美央。ラノベは買うと高いし図書館にも置いてない、しかし堂原ならラノベをたくさん持っているだろうとやってきたのでした。そしてその予測は当たっており、堂原の家には大量のラノベがズラリ。恥ずかしがる堂原ですが、「1つのことをずっと好きなんてすごい」と美央は感心するのでした。

意外な反応の美央

 こうして、ラノベを研究し息子の元へ行くため堂原の家へ通う美央と、ラノベオタク堂原の奇妙な交友が始まります。しかし、現実を突きつけられずにいる堂原と、現実を受け入られずにいる既婚者の美央。2人の生活は、いつまでも続きません。

始まる奇妙な交友

 この続きは、ぜひ漫画を読んでその最後を見届けてください。作者のかねもとさんはTwitterで序盤を公開しており、続きはかねもとさんの個人サイト「いっぱいかあさん」で最後まで読めます。また、追加の描き下ろしを含む完全版が、自費出版の電子書籍として配信されています。

画像提供:かねもとさん(@kanemotonomukuu

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