“猫が地球を支配している”“人間は猫の奴隷” 調査の結果、壮大なかん違いをする宇宙人の漫画がシュール(1/2 ページ)
猫様だから仕方ない。
惑星の調査に訪れた宇宙人が、地球上の生物の支配関係を解き明かそうとする漫画『宇宙人が地球を猫の星と勘違いした話』が、シュールな面白さです。
宇宙人が地球を猫の星と勘違いした話
ある宇宙人が太陽系第三惑星「地球」の調査に訪れました。程よい文明レベルと程よいアホさ加減が確認できた地球。宇宙人は次に、この星を支配している生物の確認に入ります。
調査担当が見せたのは猫の写真。調査を依頼した側に「社会基盤を担っているのは人間だろう」といわれても、「何言ってるんですか。人間は猫の奴隷ですよ」と反論します。
その証拠として示されたのは満員電車に乗る人間。「棺おけ」のように見える満員電車の中で苦痛に耐えられなくなった時、人間は猫の動画を見てほほえみ、心を癒やしているのです。身に覚えがありすぎる。
もう1つの証拠は夕方のスーパーマーケットの光景。値引きされた弁当が更に安くなるのを待っている女性が確認できます。それだけなら珍しいことではないのですが、女性の持つカゴには高級猫缶や猫用ジャーキーが惜しげもなく入れられているのです。これ、間違いなく猫様の方が立場が上のやつ。
猫と人間の主従関係は自宅に戻ってからも続きます。猫がいるのは広くて快適な空間。人間は柵のある三畳間に収まり、インスタ用の写真を撮影しています。あぁ……。
この漫画を紹介してくれたのは漫画家の宮下裕樹(@miyasita_hiroki)さん。Twitterのリプライ欄には「人間は猫の下僕」「否定出来ない…」といったコメントが寄せられています。
宮下さんは「ヤングキングアワーズ」(少年画報社)で、スーパースペクタクル×家電あれこれ×コメディー『宇宙人ムームー』を連載中。1月29日にはコミック『宇宙人ムームー 2』が発売されています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.