長女の絵から消えた「丸いあいつ」―― うれしさと同時に寂しさも感じてしまうお母さんの漫画に共感(1/2 ページ)
あったかくもなるけど、ちょっとしんみりともなるエピソード。
小さなこどもって、お絵かき大好きですよね。いつも紙の上に描いてくれればいいんだけど、壁じゅうにらくがきされて、頭を抱えちゃったお母さんも多いはず。眠井アヒルさん(@sleepingahiru)の長女ちゃんも、お絵描きが大好きで、描いた絵をいつもお母さんにプレゼントしてくれるそうです。
その絵についての、あったかくもなるけど、ちょっとしんみりともなるエピソードが、読者からの共感を呼んでいます。
眠井さんの長女ちゃんの絵は、大きな「丸から直接手足が生えた」ような奴の絵ばかり。プレゼントしてくれるのはうれしい眠井さんですが、「たまには違う絵も観たいな~」とちょっとだけ思っていました。そんな長女ちゃんの絵に、ある日突然、変化が起こります。
絵の「奴」の頭と手足のあいだに、突然の胴体が! 奴の進化の理由を長女ちゃんにたずねてみると、「おふろであらっててきづいたの…『おなか』あるなって…」。そう、自分の体に胴体があることに気付き、奴にも胴体を描かなきゃって思ったんですね。そこから長女ちゃんは、奴だけでなく、絵本のキャラやぬいぐるみなど、いろいろな絵を描くようになりました。うれしさを感じる眠井さん。けれど……。
奴がいなくなり、さびしさも感じてしまうのです。もう、奴のことが見られなくなってしまうだろうこと。そして、奴を描いていた長女ちゃんが、少し成長したことに。こどもの成長はうれしいながらも、変わっていくこどもに、わずかな寂しさを感じる眠井さんの気持ちに、お母さんたちからは「前の我が子はもういないんだなあ、と、寂しくも嬉しくもある感覚」「分かります(号泣)次はきっと髪の毛が生えますよ」といった、共感する声が寄せられています。
眠井アヒルさんは、twitterだけでなく、Instergramでも長女ちゃんのことを描いた作品を発表しています。また、育児絵日記のほか、発表したマンガの作品集『子惚れ話。』も発売中です。
作品提供:眠井アヒルさん(@sleepingahiru)
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