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「涙が止まりませんでした」「みんなに読んでほしい」 漫画『お迎えに上がりました。』が東日本大震災を描き反響(1/6 ページ)

あの日を忘れないために。

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 人気漫画『お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局幽冥推進課~』が、東日本大震災を描く特別編を「ジャンプ+」にて公開。「みんなに読んでほしい」「涙が止まりませんでした」とネット上で反響を呼んでいます。ねとらぼではこの特別編を全ページ出張掲載します。

漫画『お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局幽冥推進課~』(原作:竹林七草 漫画:桜井みわ キャラクター原案:雛川まつり)

 主人公の朝霧夕霞は、“地縛霊”と呼ばれる元国民を幽冥界へとすみやかに移住させることが職務の国土交通省 国土政策局幽冥推進課職員。ある日、上司である辻神から、宮城県気仙沼市への出張を命じられます。

 なんでも、誰もいない倉庫に放置された電話機に「ここから出て行けっ!」と電話してくる女性の地縛霊がいるらしく、その地縛霊を説得しに行ってほしいとのこと。

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 現地に到着した夕霞は、実家が秋田ということもあり、パワーショベルやブルドーザーが陸前地区を整備する様子を見て複雑な表情。「国土交通省 東北地方整備局仙台河川国道事務所」の出張所へと赴きます。

 応対した係長の小野寺は、夕霞らの所属する幽冥推進課について不信感を抱いており、「…あなたはやっぱり何もわかっていない」「……出て行けとかクレームとか……あれはそういう類いのものではないんですよ」とこぼします。

 小野寺と共に例の電話と対峙した夕霞が受話器を取ると、聞こえてきたのは「なんでまだそんなところにいるのよっっ!」「早く…早くそこから出るのっ! そこをでたら少しでも高いところに登るのよっ!」「もうすぐその辺りは津波に飲まれるのっ!!」「逃げてぇぇっ!!」という悲痛な叫びなのでした。

 必死に電話をかけてくる地縛霊の気持ちが分かるからこその苦悩が描かれた本作。女性の地縛霊はなぜ電話をかけ続けるのか。女性がどうしても話したかった相手とは――。

 多くの人の心をつかんだ「お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局幽冥推進課~」特別編は、竹林七草さんによる原作小説5巻収録のエピソード「いつまでも心配しなくていいんだよ」を漫画化したもので、漫画版は「ジャンプ+」にて公開中。『お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局幽冥推進課~』のシリーズ全話もジャンプ+にて読むことができます。

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小説版『お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局幽冥推進課~』好評発売中
漫画『お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局幽冥推進課~』5巻は2021年4月2日発売
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