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メールの書き出しが「カエルの卵」 学芸員のプロフェッショナルな“時候の挨拶”に驚く漫画(1/2 ページ)

ふとした出来事も知見が広がるきっかけに。

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 博物館や美術館で、資料収集や研究に取り組む学芸員は、博識だけあって手紙の文面も知的で味わい深い――。学芸員の描く日常漫画が、ほっこりしつつためになります。

擬動物化された学芸員の日常がほのぼの

 学芸員の鹿田が「色鮮やかな紫陽花(あじさい)の咲く季節に~」と、手紙をしたためていると、PCにメールが着信。送信元は以前お世話になった自然博物館です。

 「モリアオガエルの卵が雨に濡れる季節になりました」――自然博物館ならではの情緒があふれる季節のあいさつに、ひざを打つ鹿田。「モリアオガエルってどんなんだっけ?」と思わず検索を始めます。

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 水面近くの草木など、地上に泡状の卵を産み付ける生態を知り、鹿田はますます感心。ふとしたやりとりから知見まで広がる様子に、読んでいるこっちも口元がほころびそうです。

モリアオガエルの産卵(Wikipediaより)。泡立てた粘液で卵を包み、地上に産み付ける

 作者の滝登くらげ(@taki_kurage)さんは、「学芸員の観察日記」と題し、漫画をTwitterで不定期に公開。展示品に配慮した搬入口の構造や、コロナ禍での催事運営など、興味深い事情を描いています。

作品提供:滝登くらげ
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