心霊現象で入居者ゼロのマンション→いっそ幽霊を住まわせよう オーナーの開き直りが楽しいホラーコメディ漫画(1/3 ページ)
度胸満点でアフターサービスまで完璧な有能オーナー。
思い切って買ったマンションが、人っ子ひとり寄りつかない訳アリ物件。それならばと開き直り、幽霊を住まわせようと画策するオーナーの漫画「訳アリ心霊マンション」が人気です。転んでもただでは起きない、オーナーのたくましさが見ていて楽しい。
主人公が購入した物件は、土地か方角でも悪いのか、ラップ音やら幽霊やら怪奇現象の宝庫。内見の時点でそんな惨状なものだから、入居者は1人もつかず、開き直って幽霊を勧誘しようと思い立ちます。
場面は変わって、寂れた夜道。帰宅中のサラリーマンが、電柱から伸びる長い手に出迎えられ、肝を冷やしています。
見てはならないものを見てしまったと察した彼は、相手を刺激しないよう通り過ぎますが、謎の手は行く先々に出没。いくら逃げても先回りしたかのように、長い手が立ちふさがってきます。
そこに追い打ちをかけるように、暗がりからは「いいカモだぜへへへ」といやな声。恐怖心が極まったサラリーマンは、一目散に駆け出していきました。
実は、声の主は件のマンションオーナー。「カモ」とは「入居者候補」のことで、長い手の主を勧誘しようとやって来たのです。
こうしてオーナーは初の入居者と契約。家賃の取りっぱぐれがないよう、長い手を生かせる高層ビルの窓拭きのバイトまで仲介するのでした。霊と普通に付き合える体質がこの事態を招いているような気もするけれど、経営が回るのならこれでいいのかも。
漫画は「良い発想の転換」「オーナーがメンタル強すぎで好き」「続きが気になる」と好評。作者のネブクロ(@nebukuro41)さんは、反響を受けて続編を公開しています。次の入居者はどんなかな?
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