「コミックマーケット99」12月30日・31日に開催へ　再延期の可能性や来場者数制限など制約条件加え

　コミックマーケット準備会が8月2日、「コミックマーケット99の新日程とサークル申込について」を発表しました。東京ビッグサイト東・西・南展示棟で、12月30日～12月31日の開催を目指すとしています。

　コミックマーケット99は、当初2021年GW（5月2日～4日）の開催を予定していましが、COVID-19（新型コロナウイルス感染症）の影響で延期に。2019年のコミックマーケット97を最後に、開かれない状態が続いていました。

　コミックマーケット準備会は、2021年5月以降に東京ビッグサイトで複数の同人誌即売会が開かれた実績に触れながら、政府の掲げるワクチン接種の方針（10月～11月までに希望者全員の接種を完了）を根拠に開催を発表。

　発表時点で緊急事態宣言が発出中であることや感染拡大が発生していることにも言及し、予断を許さない状況であるとしつつも「同人誌の世界全体の状況を鑑み、開催を目指していきます。動き始めなければ、コミックマーケットという『場』が開かれることはないのです」と述べています。

　開催にあたっては、従来のような数十万人規模での開催はできず、1日数万人程度に来場者を制限せざるを得ないと考えているとのこと。また、ワクチンの接種等による社会状況の改善が見込めない場合は、さらなる延期の可能性も否定できないとしています。

　その他、新型コロナウイルス感染症の予防対策と変更事項や、サークル申し込みについても説明。詳細については、「コミックマーケット99の新日程とサークル申込について」のページに掲載されています。