マジシャンに憧れて「超能力者」になってしまった女の子 師匠の苦労を描いた漫画があまりに不憫(1/2 ページ)
想像位以上にヤバイ子でした。
かつて「超能力を完全なる監視のもと披露できたら100万ドル」という試みがありました。これはカナダのプロマジシャンであるジェームス・ランディ氏が開催していたもので、何百人もの自称・超能力者が挑戦しましたが……ことごとく「タネと仕掛け」を暴かれています。結局、初開催の1964年から終了する2015年までの間、賞金を得た人物はひとりも出ていません。
と、マジシャンと超能力者には浅からぬ因縁があるのですが……。今回紹介する漫画は「マジシャン志望の超能力者」という変わった女の子のお話です。
マジックバーを経営するマジシャンの男性のもとに、高校生の女の子がやってきました。かつて大活躍していた男性の大ファンだという女の子は、弟子入りするために押し掛けてきたのですが、男性はけんもほろろに断ります。
自分は大したマジシャンではない、実力があり育成にも熱心な女性の同業者がいる、便宜をはかっておくからそこへ行ってみろ、と男性は女の子を諭します。ですが女の子は「憧れの師匠の弟子になりたい」と言って譲らず……男性は女の子のマジックを、見るだけ見てみることになりました。
コインが右手から左手へ瞬間移動するマジック、ペンがトランプを貫通するも穴が空いていないマジック、スプーン曲げと、3つのマジックを披露する女の子。ですがプロマジシャンである男性を以てしてもトリックが分かりません。そう。彼女は本物の超能力者だったのです。
ところが女の子はテレビに出るようなマジシャンも自分のような超能力が使えると思い込んでおり、一般的なタネと仕掛けのある手品は「インチキ」だと一蹴します。当然、師匠と仰ぐ男性も“本物のマジシャン”だと信じているわけで……。
なんとか弟子入りを、あわよくばマジシャンの夢も諦めさせよう、と考える男性でしたが、女の子の能力は想像以上に強力でした。男はどうなってしまうのか、女の子の“真の厄介さ”とは……。続きは漫画本編でお確かめください。
作者は漫画家の柏木大樹(@kasiwagidaiki)さん。pixivFANBOXとFantiaにて、毎月15日に限定公開の漫画を、月末に全員公開の漫画を定期更新しています。
作品提供:柏木大樹(@kasiwagidaiki)さん
記事:たけしな竜美(@t23_tksn)
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