日ハムの中田翔、同僚選手への暴力行為で出場停止処分　ファンも「何やってんねん」とショック隠せず（1/2 ページ）

　プロ野球・北海道日本ハムファイターズは8月11日、中田翔選手に対して統一選手契約書第17条（模範行為）違反が発覚したことを受けて、当面の間、出場停止処分としたことを球団Webサイトで発表しました。

　球団によると、4日の函館千代台公園野球場（オーシャンスタジアム）で行われたエキシビションマッチの横浜DeNAベイスターズ戦開始前ベンチ裏で、中田選手が1人の同僚選手に対して暴力行為を行ったとのこと。中田選手や該当行為を受けた選手と事情を知るスタッフらに対して調査した結果、「被行為者より本件を大事にしたくない旨の申告があったこと」「中田選手が深く反省していること」の諸事情を踏まえたとしても、中田選手の行為は統一契約書第17条に違反し、野球協約第60条（1）の規定に該当するものと認定したことから、中田選手に試合の出場停止処分を通達しました。

　昨季に3度目のパ・リーグ打点王を獲得した中田選手ですが、今季はキャンプ中から腰の状態が悪く、開幕から打撃が低迷していました。4月7日のソフトバンクホークス戦では、5回裏の打席で三振を喫した後に、悔しさからバットをへし折った上にいら立ちから転倒して右目を負傷し、5月17日には打撃不振で自ら2軍降格を栗山秀樹監督に直訴し栗山監督が就任以降、初めて故障以外で出場選手登録から抹消。プライベートでは、7月30日に第4子となる次男誕生を発表。8月2日には初対面を果たし「顔を見られて感動した」と気持ちを新たにしていた矢先の出来事でした。

　プロ野球は、東京五輪開催に伴い公式戦が中断されていて、日本ハムは中断前までの前半戦で30勝42敗と最下位となっており、3位以上が進出できるクライマックスシリーズに向けて、中田選手の復調が期待されていました。ファンからは「何やってんねん」「悲しすぎます」「自分自身にイライラしているんだろうけどさ」とさまざまなコメントが寄せられています。