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そこには魔法少女の現実があった―― 憧れの魔法少女は41歳、悲しい生き様を描いた漫画に涙(1/5 ページ)

魔法少女を苦しみから救った魔法とは。

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 華麗に人々を救う魔法少女は、実は整形手術と改造を重ねに重ねた41歳のサイボーグだった――。その壮絶な人生を描く漫画、「クレイジーミント」が泣けると話題です。

まばゆい笑顔の陰には悲しい生き様が……

 大手企業後援の下、魔法を模した科学技術で警察や消防の手に余る事件を解決する魔法少女たち。その中で名実ともにトップへ君臨するのが、主人公のクレイジーミントでした。

 そんな彼女の専任メカニックとして赴任したのは、もう1人の主人公である寺島学。新任早々、憧れの人に「コスチューム脱ぐの手伝って」と頼まれ、どぎまぎしながらドアを開けます。

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 ところがドアの先にいたのは、両足は義足で背中に機械が埋め込まれた女性サイボーグ。「歳は41で顔は整形、胸は豊胸、体中改造して機械だらけ」「正義のためじゃなく自分のために戦ってる」「本当は魔法なんてない」などと、身もフタもない現実を明かされ、寺島は抱いていたイメージとのギャップに面食らってしまいます。

 そんなある日、彼女のスポンサーにして義母、エリカ・ハーデスから寺島に指令が。ミントを改造し、全身に耐火性を持たせよというのです。その意図はマンネリ対策として、火災現場など映像映えする場所へ出動させたいという、商業的なものでした。

 訓練なしで性能が上がるのだからと、大がかりな手術をためらいもなく了承し、ミントの皮膚と筋組織は耐火性のある人工組織に。身体の80%が人工物となったと聞いて皮肉っぽく笑う彼女に、寺島は後悔の念を感じ取ります。

 エリカの狙い通り、ミントはより派手な現場で活躍しますが、火災への出動回数は日に日に増加。オーバーワークが懸念されるなか、寺島は久々の休暇を与えられます。

 ミントを心配しながら家で過ごしていると、近所に大規模な爆発火災が発生。メカニックの自分が不在だというのに、なぜかミントが出撃しています。不審な事態を怪しむ寺島を突如拘束する謎の魔法少女、現場で不自然な爆発に巻き込まれるミント――急展開の末に描かれる彼女の激動の人生と運命を、ぜひ漫画本編でご覧ください。

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 「クレイジーミント」は漫画家の山うた(@_yamauta_)さんが、2018年に「ジャンプSQ.RISE」へ寄稿した読み切り作品。短編集『天使にさようなら』収録版では、キャラクター設定も読めます。

作品提供:山うた(@_yamauta_)さん

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