東京ディズニーリゾートが一部のアトラクションの演出を変更 「全てのゲストの皆様により気持ちよく過ごしていただくため」(1/2 ページ)
8月から変更されていました。
東京ディズニーリゾートの一部アトラクションが、「全ての人が楽しめるような演出に変更された」とSNSで話題になっています。運営会社のオリエンタルランドに詳しい話を聞きました。
Twitterで話題となったのは、東京ディズニーランドのアトラクション「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」の終盤、あるキャラクターがゲストへ声をかける場面で、「性別の指定がなくなった」というもの。
この件についてオリエンタルランド広報に問い合わせたところ、8月からの演出内容の変更を認めたうえで、「この声掛けはゲストへのサプライズのため詳細は答えられないが、演出自体は残っているので、楽しみにしていてほしい」とコメントしました。
また、変更は「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」だけでなく、同じく東京ディズニーランドの「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」でのゲストへの声掛けを男女の区別なく「仲間」に、東京ディズニーシーの「タートル・トーク」では、クラッシュからゲストへの呼びかけが「大人の人間」「子ども」という表現に変更されているとのこと。
東京ディズニーリゾートでは、ゲストの性別を「女性」「男性」に分ける表現を減らしています。今年3月には、園内の英語アナウンスを従来の「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls」から「Hello Everyone」に変更されたことも大きな話題に。変更の理由は今回のアトラクションの演出の変更と共通しており、「すべてのゲストの皆さまにより気持ちよく過ごしていただくため」だということです。
Twitterでは、過去の思い出を振り返り「分かるけどちょっと悲しいかも」という声がある一方、「身体の性も、心の性も、男性と女性だけではないからね」「時代を感じますなぁ…」といった声も多く上がっています。
2023年度には、東京ディズニーシーに8番目のテーマポート「ファンタジースプリング」がオープンするなど、日々新しい試みが続く東京ディズニーリゾート。年齢や性別にとらわれず楽しめる場所に進化する、これからの姿に期待が高まります。
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