出産の痛みは陣痛で終わりじゃなかった! 産後に初めてわかった大変さを描いたレポ漫画が参考になる(1/2 ページ)
気になる痛みについてのお話です。
出産直後の産婦さんの「痛み」に関するレポ漫画がTwitterに投稿されています。陣痛から解放されたと思いきや……。
漫画の作者はmituri(@mituri52)さん。1歳になる男の子のお母さんです。mituriさんが出産直後を振り返ったレポート漫画には、出産にまつわる痛みや体の変化が詳しく描かれています。
mituriさんは出産後、赤ちゃんの抱っこや記念撮影、会陰の処置も終了し、胎盤を見ることに。事前に見たいという希望を出していたため、大満足のご対面です。初めての搾乳も滞りなく進む順調な産後。このときはまだ、余裕があったmituriさん。「さっきまでの痛みはなんだったん? てくらいスッキリだな~~」と思っているうちに、付き添っていた夫は仕事へたっていきました。
しかし、その直後。病室に戻る際に産後の試練が始まりました。まずは、分娩台から降りなければなりません。「お股縫った後に分娩台から降りるの怖すぎる」という恐怖の中、ゆっくり時間をかけてmituriさんは車椅子まで移動。円座クッションの上に座ります。
ここで看護師さんに、産褥パッドやサラシの巻き方などを教えてもらいます。mituriさんは産褥パッドは退院まで利用しませんでしたが、お腹を早く戻すためサラシで骨盤を締めていたそうです。一通り終わり、ベッドで一息つくmituriさん。その頃には、「もう一人いける気がする」という謎の自信が湧いていました。
しかし、そんなmituriさんをよそにまだまだ産後の試練は続きます。2時間後には強烈な筋肉痛がmituriさんを襲います。まずは、スマホを取ろうとした腕に激痛が。「これはマジでやばいタイプの筋肉痛」だと感じたというmituriさん。出産時はいきむたび全身に力を入れなければならず、手すりを握る手も全力。そのせいか、首から下が全部筋肉痛となってしまったようです。出産がどれだけハードなことかを物語るエピソードです。
この痛みにより、起き上がるのも一苦労で、出産当日から翌日は壁を伝い歩きしていたとのこと。お箸を持つこともままらない痛み……。陣痛から解放されたと思ったら、すぐに新しい痛みとの戦いが始まったmituriさん。mituriさんによると、このときの筋肉痛は、陣痛に比べれば遙かにマシとはいえ、人生の中でダントツ1位の筋肉痛だと言える強烈な痛みだったそうです。
そんなmituriさんにさらなる追い討ちが。ベッドに座ろうとしたとき、「ズキ」という嫌な痛みが下腹部に走ります。どうやら、裂傷した会陰縫合部というよりは、お尻の痛みのようです。出産は短時間でしたが、その代償にお尻が犠牲になったのだとmituriさんは考えます。
何をするにもお尻に痛みが走り、とにかくお尻を守る「お尻ファーストライフ」を余儀なくされたmituriさん。あまりにも痛みが続くため、mituriさんは看護師さんに相談しました。
すると、看護師さんはきっぱりと「それお尻じゃなくて会陰です」と答えたのでした。人間は、自分の体のどこが痛いのか意外と分からないものなのですね。
のちにmituriさんは、お産を担当してくれた助産師さんから会陰裂傷の説明を受けます。会陰裂傷にはその深さによって1度から4度まで分類され、初産のママさんは2度や3度が多いそうです。mituriさんは1度。助産師さんは「パーフェクトなお産でしたよ!」「200点あげたいくらい!!」と大絶賛! mituriさんは照れながらも目をキラキラと輝かせて喜ぶのでした。
出産を控えた妊婦さんの気になることの一つ、痛みのお話。この漫画が参考になる人も多くいるのではないでしょうか。
mituriさんのTwitterアカウント(@mituri52)では、息子さんの育児記録漫画や親しみやすいかわいいイラストが多数投稿されています。suzuriでもグッズを販売中。またココナラでは、イラスト制作の依頼も受付中です。
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