弟ができ、スキンシップを我慢していた5歳息子→久々にママが抱っこすると……　ちょっと切ない成長を描いた漫画に心がギュッとなる（1/2 ページ）

　「最後に長男を抱っこして歩いたのはいつだろう」……。子どもの成長に伴う切ないエピソードを描いた漫画がInstagramに投稿され、多くのママから共感が寄せられています。

　漫画を描いたのは、2児を育てるつつまい（tsutsu_mai）さん。5歳の長男かーくん、2歳の次男しーくんのお母さんです。

　それは、保育園の帰り道のこと。次男しーくんを抱っこして歩くつつまいさんは、ふと3年前のことを思い出しました。今のしーくんと同じように、よく抱っこをせがんでいた2歳のかーくん。当時しーくんを妊娠中だったつつまいさんは、「まま、だっこ」とねだるかーくんに「赤ちゃんが産まれたら、また抱っこできるからね」と話し、隣を歩いてもらっていたのでした。

　その後、しーくんが産まれ、お兄ちゃんになったかーくん。3年という月日はあっという間にすぎていき、つつまいさんは最後にかーくんを抱っこしたのがいつだったのか、なかなか思い出せなくなっていました。

　記憶をたどるうちに、隣を歩くかーくんを無性に抱っこしたくなったつつまいさん。「ねぇかーくん、久しぶりに抱っこしてもいい？」と尋ねてみると、かーくんは驚きながらも、「……いいよ」と頷きました。

　よいしょ、とかーくんを抱き上げたつつまいさんは、以前と違うずっしりとしたかーくんに「重い重い」「大きくなったね」と笑顔を向けます。

　するとかーくんは、つつまいさんの顔をのぞき込むようにして言いました。「ママ、かーくん重いならもう抱っこしなくていいよ」「もうかーくんお兄ちゃんだから……自分で歩けるよ」。いつの間にか、身体だけでなく心まですっかりお兄さんになっていたかーくん。ママの腕の中から降りて自分の足で歩くかーくんを見守りながら、成長の喜びとともに「もっと、もっと、もっと、抱っこしておけばよかった」と切なさを募らせるつつまいさんなのでした。

　この漫画には、「共感しすぎて涙出ちゃいました」「かーくんの言葉が泣ける」「全然抱っこしてあげれなかったなぁ、たくさん我慢させてきたなぁと最近良く思ってます」と共感のコメントが次々と寄せられました。

　子どもの成長はとてもうれしい半面、少し寂しく感じてしまうもの。あっという間にすぎてしまう一瞬を大切に、親子の日々を重ねていけたら良いですね。

　つつまいさんはこの他にも育児漫画をInstagramに投稿しています。また、イラストを手掛けた絵本『みんながおしえてくれたこと』やLINEスタンプも販売中です。

画像提供：つつまい（tsutsu_mai）さん