ニュース

ドラゴンのちんちんを見に行こう! 少女の友情と探求を描く生殖器ファンタジー『ミムムとシララ』1話試し読み(1/2 ページ)

イロモノ枠に収まらない名作の予感。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 魔法使い見習いのシララは、同じ魔法学校に通うミムムから“ある冒険”に誘われます。「私とドラゴンのちんちんを見に行かない?」――。それは2人の少女の飽くなき探求の始まりでした。

 きっかけは魔術の授業で出された“ドラゴンに変身する課題”。教科書には載っていない細部のディテールを求めて、ミムムはドラゴンのちんちんを見に行こうと提案したのです。

 成績1位のミムムに対して、シララの成績は万年2位。一度は断ろうとするシララですが、一方的にライバル心を抱いていたミムムの「貴方を選んだのは私がこの学校で一番優秀だと思っているから」という言葉を受け、しぶしぶパートナーとして同行することに。

advertisement

 ドラゴンの目撃情報があった地点へ向かった2人は、辺りに残された自慰の痕跡を発見します。「ドラゴンはついさっきまでここにいたのよ!」とミムムは大興奮。とにかく勢いで押し切ろうとする集中線の連続に、シララの瞳も輝きを帯び始めます。

 そして現れた本物のドラゴン。圧倒的強者に睨まれた恐怖で、先ほどまでの威勢がしぼんでしまうミムム。すると今度はシララが彼女の手を勢いよく握り、勇気づけるように笑いかけます。そして2人が目にしたものは……。

 と、ぶっ飛んだ設定がネット上で話題を呼んだ同作『ミムムとシララ ~ドラゴンのちんちんを見に行こう~』。Twitterで拡散された第1話を目にした方も多いかもしれません。

 ドラゴンのちんちんをきっかけに芽生えた友情、そして探求心は、彼女たちを新たな冒険へといざないます。ユニコーン、クラーケン、インキュバスと、第2話以降も妙に説得力のある異世界ちんちんうんちくエピソードが続くのですが……。

 こうして「頭からっぽで読めるお下品ファンタジー」と油断した読者たちは、第5話「悪魔のちんちんを見に行こう」で衝撃を受けることに。

advertisement

 ちんちんを観察するために悪魔を召喚したミムムとシララ。しかし、その軽はずみな行動は、2人から大切な“あるもの”を奪ってしまいます。喪失感に包まれる彼女たちですが、代わりに残った友情を胸に、失ったそれを取り戻すと誓うのでした。

 “ファンタジー×身近な何か”をテーマにした漫画の金字塔といえる『ダンジョン飯』は、「妹を救う(ついでにドラゴンを食べる)」という大きな目標があるからこそ、イロモノの枠に収まらない王道の面白さを提供し続けています。

 ところがミムムとシララは、第1話にして「誰も見たことが無い」とされるドラゴンのちんちんを見てしまいます。第5話はドラゴンのちんちんに匹敵する大きな目標が物語を貫く転換点であり、「ちんちん」「冒険」「少女の友情」という3本の柱が同時に一皮むけた素晴らしい回でした。自信を持って言えます。『ミムムとシララ』はストーリー漫画だと。

 『ミムムとシララ ~ドラゴンのちんちんを見に行こう~』はくらげバンチにて連載中。10月8日に発売された第1巻には、前述の「悪魔のちんちん」回を含む9話まで+描きおろしエピソードが収録されています。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】