「リアルぶっとびカード」「水曜どうでしょう」と話題の「旅くじ」が渋谷パルコに 5000円の“ガチャ”で旅の行き先をランダムに決定(1/2 ページ)
ミステリーツアー感にワクワクする!
航空会社「Peach(ピーチ)」は10月13日、行き先がランダムに指定されるカプセル型自販機「旅くじ」を東京・渋谷PARCOに設置しました。コンサートやライブでの遠征を「旅」と言いはる記者が現地をレポートします。
8月16日に大阪・心斎橋PARCOに設置され、TwitterやTikTokなどのSNSで話題になっていた「旅くじ」。料金は1回5000円で、中身はくじで引いた行き先限定で使える6000円分以上のピーチポイントの交換コードと、オリジナルの缶バッジ(全3種類)が入っています。
行き先は、札幌(新千歳)、女満別、釧路、大阪(関西)、福岡、長崎、宮崎、大分、奄美、沖縄(那覇)、石垣の11カ所。ポイントの有効期限は購入から約半年で、往路・復路のどちらにも使用できます。ピーチの航空券は価格変動制とっているため、購入する時期や航路によっては往復6000円以下で購入できる場合もありますが、その場合は同行者や、同じ土地に再び旅をする際のチケットにも使えます。
渋谷PARCOに設置された「旅くじ」は、Peachのブランドカラーである濃いピンク色のかわいいルックス。中には薄ピンクのカプセルがぎっしり詰まっており、まさに「ガチャ」といった雰囲気です。
決済はPayPayのみに対応。購入の際は、本体に掲示されているQRコードを読み込んで決済します。挑戦する方は、あらかじめスマートフォンにPayPayを用意しておくとスムーズです。決済が完了するとランプが点灯し、ボタンを押すとカプセルがころんと出てきます。
SNSでは「めちゃ面白そう」「自分の興味なかった(知らなかった)場所にも行く機会が出来ていいかも」とこの企画が話題に。また、「リアルぶっとびカードじゃないですか」「なにこの水曜どうでしょう感」と、ゲームやテレビ番組を連想する人もみられました。ちなみに、筆者は「億人の大質問!? 笑ってコラえて!」の企画「ダーツの旅」を思い出しました。
実際に、「旅くじ」に挑戦する人の多くが動画を撮影しながらチャレンジしているとのこと。カプセルを開けるところから、飛行機に乗り旅をしている様子を編集すれば、テレビ風の立派な「企画」に見えそうです。気軽にこういう体験にチャレンジできるのって、めちゃくちゃいいお金の使い方だな……!
なお、ポイント交換コードのリーフレットには「海岸を歩いて不思議なもの見つけてきて!(石垣)」「囚人服(持参)で『監獄食』を食べて反省してきて!(女満別)」などのミッションも書かれており、クリアすると毎月1人に3000円分のポイントがもらえます。思ってもみなかった土地に行く上で、こうしたミッションがあると、やっておきたいことや行ってみたいスポットをぐっと決めやすくなりますね。
この「旅くじ」、カップルや夫婦で挑戦する人も多いのだとか。行き先を決めるところからドキドキする新鮮な旅でミッションを達成すれば、より絆が深まりそうです。
「旅くじ」は、現在は東京、大阪のみの設置ですが、今後は他のエリアの展開も検討しているとのこと。近くに設置された時は、5000円でワクワクを買ってみるのもいいかもしれません。
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