「千と千尋の神隠し」地上波放送でジブリ公式が視聴者の疑問に答える神企画再び　「千尋はどうやって最後お父さんとお母さんを見分けたのですか？」（1/9 ページ）

　1月7日の金曜ロードショーで「千と千尋の神隠し」が放送されたことを受け、スタジオジブリ公式アカウントが放送中、視聴者から事前に募集したさまざまな質問にTwitterで答えました。「千尋はどうやって、最後豚の中にお父さんとお母さんはいないと見抜いたのですか？」「千尋とハクはその後出会えたのでしょうか？」など、かなり踏み込んだ質問にもていねいに答えてくれており必見です。

　代表的なやりとりを挙げると、例えば「千尋はどうやって、最後豚の中にお父さんとお母さんはいないと見抜いたのですか？」という質問には「理由は定かではありませんが、ぜひ、宮崎さんが大きな影響を受けた『クラバート』という児童文学を読んでみてください」と回答。『クラバート』には“12羽のカラスの中から、主人公が変身させられたカラスを見分ける”というシーンがあり、恐らくそこを指しているものと思われます。

　また、「千尋とハクはその後出会えたのでしょうか？」という質問には、「ハクは千尋が元住んでいた家の近くを流れる川の主でした。千尋がその川を訪れることがあれば……」と回答しています。出会えたかどうかという疑問そのものへの言及は避けつつも、「もしかしたら……いや、きっと……」という可能性を感じさせてくれる、ステキな回答に心が温かくなりますね。

　他にもTwitterでは、「幻のその後の物語があり、一部映画館でのみ上映されたという噂がありますが本当ですか？それともただの都市伝説でしょうか」「お風呂でぎゅうぎゅうになっているひよこ達の詳細を知りたいです！」「『お客様とて許せぬ！』のシーンは、なぜドラゴンボール風にしたのですか？」などの質問に、ときにはスタッフの声や、ときには当時の資料や絵コンテなども引用しつつ回答。とても全ては紹介しきれませんが、放送中に投稿されたツイートは100近くにものぼりました。また、同様に金曜ロードショー公式アカウント（@kinro_ntv）でも、放送に合わせてさまざまな関連情報や豆知識などがツイートされています。

　スタジオジブリと言えば以前、「ハウルの動く城」放送時にも同様に、視聴者から質問を募集して地上波放送中に回答をツイートしたことも（関連記事）。来週（1月14日）はさらに「2週連続スタジオジブリ」企画の題2弾として「紅の豚」が放送予定となっています（こちらは事前質問の募集はなし）。