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ガンダムがスノボやってる!? ゲレンデをさっそうと滑るコスプレボーダーが「連邦の面白い悪魔」と人気(1/2 ページ)

ガンダムマックスターもびっくり。

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 ガンダムがガンダムハンマーをぶん回しながらスノーボードで滑り降りてくる……!? 奇抜でかっこいいコスプレボーダーが話題です。演出も技術もすばらしい。

ハンマーを振り回しつつ軽快に滑る様は見事のひと言
迫るハンマーの迫力。改造したビーチボールなので安全だそうです

 ファーストガンダム形のウェアを身にまとい、見事な滑走を見せたのは、手製のモビルスーツコスプレでスキーやスノボを楽しむチーム「Team GP」の生ガンダム(@nama_gundam)さん。シールドや光るビームサーベルといった装備も用意し、ボードにはGファイターをあしらうなど、徹底してガンダムになりきっています。

 その活動は近年各所のスキー場で目撃されており、今回TwitterユーザーのRYO(@okiyama69)さんが撮影した動画であらためて拡散。「ぶん回しながら滑るバランス感覚……さてはニュータイプ」「連邦の面白い悪魔」などと話題を呼びました。

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安全への配慮など、撮影にはもろもろの苦労があったとのこと。後ろ向きで滑りながら撮る技術もすごいと話題に

 なかには「(ホバー移動が特徴の)ドムでやってほしい」との声もありましたが、実はTeam GPでは既に挑戦済み。生ガンダムさんは、アムロ視点で演出したジェットストリームアタックの動画を投稿しています。

 編集部は生ガンダムさんを取材し、ウェアの工夫や安全面への配慮など、詳細を聞きました。

―― ガンダムスタイルでの滑走を始めたのはいつごろですか

生ガンダム スノボ歴ともども、今年で18年目に入りました。ガンダムデビューはスノボを始めて3回目のときです。

―― ウェアの製作にはどれほどかかるのでしょう

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生ガンダム 仕事を終えてからちょこちょこ進める感じで、だいたい2年です。

―― 「スキー場で使えるスーツ」を作るうえで工夫している点は?

生ガンダム まず、スキー・スノボ用ゴーグル以上の視界確保を絶対条件としています。当チームにはモビルスーツが全部で22機ありますが、全てこの条件をクリアしています。条件に満たないものは、私が滑走許可を出しません。私のガンダムも視界が狭そうに思われるかもしれませんが、裸眼と同等の視界を確保できています。

生ガンダムさんの視界。想像以上に広い

―― ゴーグルはどのようにして作っていますか

生ガンダム ポリカーボネート製の、イエローレンズの防塵グラスに、車用のスモークフィルムを貼り、ガンダムの目とまわりの黒い部分を再現しています。

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ガンダムの目の素体として用いられたゴーグル。フチがないので裸眼同様の視界がとれるという

―― ほかにも安全面など工夫している点はありますか

生ガンダム ボディーや小道具には、全て柔らかく割れたりしない素材を使っています。芯材はレジャーシートやパズルマット、お風呂の保温用アルミシート、お風呂の洗い場に敷くウレタンマットなど。これらを撥水(はっすい)加工布でコーティングし、縫い合わせて作っています。また、ビームライフルの銃身等は、灯油ポンプの軸などの軟質ビニールを使用しています。RYOさんの動画にあったガンダムハンマーの鉄球も、中身はビーチボールです。

 なお、スキー場様が最も気にされるのが、リフト乗降時に衣装が搬器に引っ掛からないかです。その点については、万が一引っ掛かっても強く引けば外れるよう、各パーツをマジックテープで取り付けています。

 また、武装や小道具も全てリーシュコードを備え、手首等とつながっています。もちろんコスチュームも武装も動きを妨がないように設計していますので、普通のウェアでできる事は全てできます。これらとゴーグルの視界をあわせて、当チームで滑走を許可する条件としています。

動画提供・協力:RYO(@okiyama69)さん/生ガンダム(@nama_gundam)さん

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