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なぜハヤカワ文庫の上部は“ガタガタ”しているのか? その理由から感じる感じる本へのこだわりと愛情がすてき(1/2 ページ)
このガタガタがなんだか好きだったりします。
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ハヤカワ文庫の本の上部がガタガタしているのは製本ミスではなく、あえて――早川書房公式Twitterの回答に注目が集まっています。
ハヤカワ文庫の本は、小口や下部が整っている一方、上部だけギザギザしています。この理由について、早川書房の翻訳SFファンタジイ編集部(@hykw_SF)が2月6日、「製本ミスだろうかというツイートを見かけたのですがそれは『天アンカット』という製本でワザとそうしているんです」と投稿。リプライでは「知らなかった!」「勉強になりました」と驚きの声が集まりました。
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では、なぜ早川書房はわざわざ上部だけガタガタの「天アンカット」にしているのか。編集部が同社に聞いてみると、「造本担当部門の者にも相談しましたが、『文庫創刊時に、国内の文庫のもっとも伝統的なスタイルを採用しました』とのことです」と回答。電子書籍を読む人も増えてきたなかで、昔からの文庫の仕様を今でも守り続けている同社のこだわりと愛情を感じてすてきです。
ちなみに、筆者の本棚を確認したところ、ハヤカワ文庫だけでなく、他にも数社の文庫本や新書で天アンカットと思われるガタガタが採用されていました。
画像提供:早川書房
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