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映画「貞子DX」が小芝風花主演で2022年秋公開へ ホラーアイコン化した“貞子”のシリーズ最新作は「まさにジェットコースタームービー」(1/2 ページ)

貞子もデジタル・トランスフォーメーション……?

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 胸元まで伸びた長い前髪の間から片目をのぞかせ、白目をむいた凄惨な姿で登場するや、映画や原作小説の枠を超えてホラーアイコン化した“貞子”のシリーズ最新作となる映画「貞子DX」が2022年秋に公開決定しました。主演は小芝風花さん、「シリーズ新機軸」をうたう作品で貞子はどのような姿を見せるのでしょうか。


映画「貞子DX」が小芝風花さん主演で2022年秋に公開

 (山村)貞子とは、作家の鈴木光司さんが小説『リング』に登場させたキャラクター。その存在が広く知られるようになったのは、同小説を原作に、中田秀夫監督作品として1998年に公開された同名映画でのこと。

 見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオテープ」の謎を追う物語の終盤、胸元まで伸びた長い前髪の間から片目のみを覗かせ、白目を剥いた凄惨な姿で登場する貞子の姿は衝撃的で、映画はいわゆるジャパニーズホラーの火付け役となり、貞子もまた、映画や原作小説の枠を超えホラーアイコンとして独り立ちしていき、2019年にはニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」にも選出されるなど多くの人の記憶に残る存在となっていきました。

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2021年リリースの謎解きADV「貞子M 未解決事件探偵事務所」取材時の貞子(関連記事

 そんなホラーアイコン“貞子”のシリーズ最新作は、“呪いのビデオ”を見た人が突然死する事件が全国各地で発生。IQ200の大学院生・文華は、妹が興味本位でビデオを見てしまったことから、呪いのビデオの謎を解明すべく奔走するストーリーです。

 監督を務めるのは、木村ひさしさん。テレビドラマ「民王」「99.9 -刑事専門弁護士-」シリーズ、劇場作品も初監督作品となった「劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL」をはじめ、「屍人荘の殺人」「仮面病棟」「99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」などを世に送り出してきた人物です。また、脚本は「仮面ライダーエグゼイド」「曇天に笑う」「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」を手掛けた高橋悠也さんが務めます。

 そして、主演は小芝風花さん。映画初出演で主演を務めた実写映画「魔女の宅急便」で第57回ブルーリボン賞新人賞、第24回日本映画批評家大賞新人女優賞を受賞するなど早くから頭角を現し、連続テレビ小説「あさが来た」「トクサツガガガ」などでの好演をへて、近年も「妖怪シェアハウス」で民放連ドラ初主演を果たすなど、魅力的な俳優に成長しています。

一条文華役、小芝風花さんコメント

 貞子ファンのみなさまこんにちは。一条文華役の小芝風花です。

 今作は、木村監督×貞子ということで、歴代の貞子シリーズとは、また一味違った貞子を楽しんで頂けると思います。撮影は終えたものの、どういった仕上がりになっているのか想像がつかないので、私自身もとても楽しみです。まだ公開まで時間はありますが、劇場で皆さんにお届けできる日を楽しみにしております。

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「貞子DX」監督、木村ひさしさんコメント

 かんばんは。木村ひさしです。この新作「貞子」の監督のお話をいただいた時、初めに口を出た言葉は「え? 俺が貞子撮るの?」でした。撮影が終わり編集作業が進んだ今、思うことは「まさにジェットコースタームービーとはこの作品か」

 主演の小芝さんはお会いする半年ほど前に他の編集室に貼られたドラマのポスターを見て、良いオーラを感じる方だと思っていたので仕事をするのが楽しみでした。本作でもそれを感じていただけると思います。最後にまだ公開まで間がありますが、劇場で、ご覧になられるみなさんが貞子の呪いから逃げられる様に切に願っています。

(C)2022『貞子DX』製作委員会

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